雑ネタ

ハヤブサがドム……モビルスーツっぽい顔が続々!? 2021年国産新型バイクのディテールが面白い!

昨今、人によっては「ガンダムっぽい」などと言うメカメカしいデザイン・SF的デザインのバイクやクルマが増えてきている。
しかし、似ているのは「ガンダムそのもの」ではなく、ガンダムという作品に登場するロボット兵器「モビルスーツ」なのでは?という提言を当モーサイwebでは行ったが、2021年に登場する国産ニューモデルに注目すべき「モビルスーツっぽい」バイクが存在する。
スズキ ハヤブサ、ヤマハ MT-07、ホンダ X-ADVの3車である。

新型スズキ ハヤブサにジオン軍のドムが

ハヤブサ スズキ 3代目
2021年モデルとして公開された新型ハヤブサ。欧州や北米、日本など全世界で順次販売されるという。

まずは、13年振りのフルモデルチェンジが行われ、多くのバイクファンから熱視線を浴びているスズキの新型ハヤブサ。日本でも発売されることが予告されている。

「最高出力が2代目より低くなっている!?」「でも最高速300km/hオーバーは当然だよね!?」なんて、性能面への興味が尽きないのは当然だが、当モーサイweb的にはハヤブサの「背中」に注目してほしいと思う。
新型ハヤブサの背中にはなんとドムがいる……というかドムの顔面があるのだ。

ガンダムシリーズに登場するモビルスーツの中でも、ザクやグフに匹敵する知名度があるドムだが、一応簡単に紹介をしておこう。
ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』作中にて登場したジオン公国軍の陸戦用モビルスーツで、ガイア・マッシュ・オルテガら「黒い三連星」の乗機として初登場し、十字型のモノアイの頭部、ムッチリとした重厚感あるボディが特徴だ。

「黒い三連星」の「ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」「俺を踏み台にしたぁ!?」というセリフは、ガンダムファンやアニメファン以外の方も聞いたことがあるのではないだろうか?

話を新型ハヤブサに戻そう。
歴代ハヤブサに装備され、ハヤブサファンからは「コブ」と呼ばれてきた流線型のシングルシートカウルが新型ハヤブサにも用意されているが……ドムの顔面がそこに。いや、形状的にシングルシートカウルがそのままドムの頭部というか。
黒い車体色用のシングルシートカウルのオレンジのフチ(矢印の部分)を赤くして、「隼」の漢字が描かれているパッド部分にピンクのモノアイを描けばもうカンペキでは!?

さらにシングルシートカウルを3つ購入し積み重ねれば、ジェットストリームアタックごっこも可能だ。

シングルシートカウルは純正オプションパーツとして設定される。イギリスでは車両本体の価格が1万6499ポンド(約244万円)と発表されているが、シングルシートカウルの価格も公開されており180ポンド(約2万7000円)となっている。
ハヤブサ スズキ 3代目
シングルシートカウルを装着していない、スタンダード状態の新型ハヤブサ。

新型ヤマハ MT-07にネオ・ジオン軍のドーベン・ウルフが

ヤマハが「バイファンクションLEDヘッドランプ」と呼称する新型MT-07のヘッドライトユニット。ロービームとハイビームを一体型とし、コンパクトかつインパクトある形状となっている。

そして、海外ではすでに発表済みで、日本でも近々発売されるという2021年モデルのヤマハ MT-07。
エンジンの熟成&デザイン刷新で、フレームは継承。フルモデルチェンジではなく、ビッグマイナーチェンジといった内容だが、大胆に変更されたデザイン──特にヘッドライトに注目してほしい。
いや、これはもう『機動戦士ガンダムZZ』に登場したネオ・ジオン軍(アクシズ)のドーベン・ウルフにしか見えない。

2021年モデルのMT-07。日本では2021年春以降の発売が予定されている。
2013年に登場した初代以降、MT-07のデザインの刷新は2度目となる。

ドーベン・ウルフって言われてもどんなんだっけ?という方も多そうなので、こちらも簡単に紹介を。
『機動戦士ガンダムZZ』でも作中後半にしか登場しないので、イマイチ印象に薄いモビルスーツだと思うので……。

ニュータイプでなくても「ファンネル」(ピュンピュン飛んでってビームを放つちっこいアイツですね)に準ずる武装を備えたモビルスーツとして、ネオ・ジオン軍が開発したドーベン・ウルフ。
ファンネルに代わる有線式「インコム」を装備するほか、メガ・ランチャー、胸部メガ粒子砲、ビームキャノンなど全身に強力な火器をまとった重モビルスーツで、作中では歴戦のパイロット、ラカン・ダカランが率いる「スペース・ウルフ隊」によって運用されている。

地球連邦軍ニュータイプ研究施設「オーガスタ研究所」の開発したガンダムMk-Vの技術がネオ・ジオンにもたらされ、ドーベン・ウルフはガンダムMk-Vをベースに開発された──という設定も近年では追加されていいるが、新型MT-07の開発ベース(?)と言える従来型MT-07が特にガンダムMk-Vに似ているということはないのであった。

2020年モデルのヤマハ MT-07。現在日本では「現行型」として販売中。

新型ホンダ X-ADVにデラーズ・フリートのGP-02が

フルモデルチェンジし、2021年モデルとして登場するホンダ X-ADV(写真は日本仕様の市販予定車)。
エンジンは兄弟車と言えるホンダ NC750と同様の750cc並列2気筒で、クラッチレス変速が可能なデュアルクラッチトランスミッションを搭載。

ヤマハ MT-07同様に、海外ではすでに発表済みで、日本でも近々発売されるという2021年モデルのホンダ X-ADV。
X-ADVは一見スクーターのように見えるが、エンジンや車体はNC750シリーズがベースで、「デュアルクラッチトランスミッションによりクラッチ操作不要のスクーター型デザインのバイク」とでも言うべき存在だ。
兄弟車のNC750Xは2021年モデルでフルモデルチェンジ(こちらは日本ではもう発売開始)。エンジンの高出力化、車体の軽量化が行われたが、X-ADVにも同様の改良が行われている。

加えてデザインも刷新されたわけだが、真正面から見ると『機動戦士ガンダム0083』に登場する悪役顔ガンダム(というか実際にジオン残党の敵勢力デラーズ・フリートに強奪され倒すべき敵となるが)、GP-02ことガンダム試作2号機の「彫りが深く、面長な顔」の雰囲気をたたえているのだ。

2021年モデルのホンダ X-ADV(写真は日本仕様の市販予定車)。
走行時にはウインカーがポジションランプとして点灯するが、その場合、GP-02の黄色い枠で囲まれた左右の頭部バルカン砲に見えてくる……(写真は海外仕様)。

TVシリーズではなく、ファーストガンダムと『機動戦士Zガンダム』の間をつなぐ物語としてOVA/劇場版で公開された『機動戦士ガンダム0083』だが、「ガンダムが奪われ強力な敵となり立ちはだかる」という展開は当時斬新だったのに加え(*)、GP-02のデザインもまさに「異形」といえる姿で、意外に作品の知名度は高い。
ガンダムファンならきっと一度は何かで(ゲームなどにも多く登場しているし)GP-02を見たことがあるだろう。

*今日では『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』など、新型ガンダムが敵勢力に奪われるのが定番化しているほか、派生作品ではF90やブルーディスティニーなど「2号機」がよく強奪されるようになったが、その先駆けといえるのがGP-02ではないだろうか。

X-ADVの細く釣り上がったふたつのヘッドライト、そして、矢印の部分がGP-02の「しゃくれた口」に見えてきたらもうおしまい。
四輪SUV的デザインが盛り込まれたX-ADVとGP-02は「重厚感あるボディ」という点でも通ずるところがある気がする。
もしオーナーとなった暁には思い出のツーリングスポットを再訪して「私は帰ってきた!」と叫びたいものである(バズーカを打つのはダメ絶対!)。


もちろん上記3車のデザイナーが各モビルスーツを参考にした……なんてことはなく、偶然でしょう。
しかし筆者を含めたいわゆるガンダム世代にとって、昨今のバイクのデザインは「ディ◯ニーランドで隠れミッ◯ーを探す」みたいな面白さがあると思うんです。

一方「バイクという硬派な趣味のものに対してくだらない事を言うな!」という方もいらっしゃるかと。
ただ、バイクに興味のなかった人がこんな記事をきっかけに乗り始めて、ひとりでも「バイクって楽しいッ!」なんて思う人が増えたらいいなぁ──と筆者はささやかながら願う次第。というわけでご容赦を!?

なお『ガンダムっぽい?いや、正しくは「モビルスーツっぽい」だと思うバイク5選』の記事でも紹介しましたが、ホンダさんのウェブサイトに、アニメーション監督でメカニカルデザイナーの出渕 裕さんと、ホンダのバイクデザイナーの西本太郎さんの対談が載っていますが、とても興味深い内容です!
https://www.honda.co.jp/design/lab/smallbike/

まとめ●上野茂岐 写真●スズキ/ホンダ/ヤマハ

追記(2021年3月1日20時50分):誤字があったのを加筆・修正しました。

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