念願の二輪免許を取得して、バイクも購入、これからバイクライフを楽しむぞ!と思った矢先、転倒→入院……。そんな悲しきバイク女子イラストレーター・イシクラユカの事故からの復帰を描くエッセイ風マンガ。第14話は、手術した足に体重をかけられるようになったときのお話です。

体重の半分ってどれくらい?
入院してからしばらくはずっと松葉杖を使っていて、手術した足は絶対に地面に着けないように生活していました。
そして手術から約1か月後、手術した足に体重をかけてもいいことになりました!
といっても、いきなり全体重をかけるのではなく、まずは体重の半分、2週間後に体重の3分の2、さらに2週間後に全体重をかけられる……、といった流れです。
まずは体重計に片足を乗せて、体重の半分はどれくらいかを調節しながら、「これくらい体重かけていいんだ」ということを感覚で掴みます。
それ以降は、その感覚を思い出しながら歩く練習をしたりしました。
私は、この「体重をかけられるようになる日」をとても楽しみにしていました。なぜかというと、もっと速く、もっと安定して歩けるようになるんじゃないか、と思っていたからです。
ですが、歩く速度はむしろ遅くなってしまいました。
毎回、「これくらいなら体重をかけて大丈夫かな……?」と恐る恐る歩くので、どうしても遅くなってしまうんですよね。
それなりにすたすた歩ける想像をしていたので、この結果には少しへこんでしまいました。
なんて思いながらも、数週間前は足を着けて歩くことさえできなかったので、ちょっとずつ前に進んでいることには変わりないんだと実感し、うれしくなりました。
次回はついに退院へのカウントダウンです。また見てくれるとうれしいです!
マンガと文:イシクラユカ
【連載マンガ】20代女子イラストレーターがバイク乗りになるまでのお話
大学卒業後、某イラストレーターのアシスタントとして働きながら、自身もフリーとして活動。ひょんなことから「バイク乗りになりたい!」と夢見るように……。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得し、ホンダ モンキー125も購入!
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