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新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、ガレージライフの楽しさを再確認した方も多いのではないでしょうか?
実際、二輪旧車趣味は絶版車販売、修理・再生関連業ともに活況を呈しています。そこで、二輪旧車と余暇を楽しみたいという趣味人の役に立つ1冊目指したのが、2021年10月18日に八重洲出版から発売される『二輪旧車再生マニュアル Vol.2』です。
2020年12月21日発行の『二輪旧車再生マニュアル Vol.1』に続く第2弾となります。
『二輪旧車再生マニュアル Vol.2』では、旧車再生の過程を詳細に紹介することで、その楽しさと苦労、醍醐味を特集としてご紹介。再生した車両はカワサキW1SA、富士産業 ラビット・スーパーフロー125ですが、もちろん他の車種のオーナーにとっても参考になるはずです。
『二輪旧車再生マニュアル Vol.2』の特徴は「マニアックなこと」。
補修塗装やミッションオーバーホール、部品の複製など、再生に際して壁として立ちはだかる作業のテクニックを詳細にご紹介。加えて今回は、再生も修理の一種という観点から、ステアリングヘッドやスイングアームピボットベアリングの交換など、主要「重整備」の手順と勘所についても解説しています。バイクいじりからいきなり再生はハードルが高い……そう思っていた趣味人でも読み進めやすい内容になっています。
なお収録記事は、八重洲出版の既刊雑誌『別冊モーターサイクリスト』『別冊オールドタイマー』『MCクラシック』のバックナンバーを再編集したものとなりますが、いわば旧車再生の知恵が詰まった1冊でもあります。この奥深い世界を楽しみつつ、作業にも役立つ内容となっています。
『二輪旧車再生マニュアル Vol.2』収録コンテンツ
巻頭特集
●あのポンコツがここまで変わる!フルレストアの醍醐味
○カワサキW1SA 編「長期不動、サビまみれを新車並みに」
○富士産業ラビット スーパーフロー125 編「素人流 お気楽ウサギ再生」
レストアラーの憧れ
●補修塗装をマスター
○実践! ガソリンタンクの補修
○ホワイトパールの塗装は本当に難しいのか?
●ホンダ CB450「ミッション不具合の修理に挑む!」
その道のプロの技を知る
●REBUILD GUIDE
○シリンダー編 井上ボーリング ICBMの世界
○フロントフォーク編 インナーチューブは再生できる!
○外装再生メッキ編 決め手はクロームの輝き
○各種塗装編 特殊塗装の得手不得手
●まずはここからマスターしよう!アサカワスピード直伝「整備の基本」
○冬眠バイクの再始動方法
○潤滑剤とグリスの使い分け
○ステアリングヘッドベアリングの交換
○ピボットベアリングの交換
○フロントフォークのオーバーホール
○ホイールベアリングの交換
○スターターシステムの修理
○ブレーキのメンテナンス
○ブレーキホースの製作
アールテックエンジニアリング直伝の技
●内燃機との向き合い方
○シリンダーボーリングの基礎知識
○シリンダーヘッドの加工
○クランクシャフトの再生
○溶接修理と難物修理
○エンジン部品の少数&単品製作
自分でやるから面白い!「レストアテクニック大全」
●事故車もよみがえる! フレーム修正の勘所
●セミトランジスタユニットを自作する
●船橋さんのゴム部品
●ポイントカバーの複製に挑戦!
●エンブレムを自作する
●ディテールアップの要 ステッカーは作れる
●お尻に優しい シート再生・改良のススメ
プロ直伝「キャブレター修理講座」
●KEIHIN FCRキャブレタートラブル解説
●BMW R100RT BING キャブレター
『二輪旧車再生マニュアル Vol.2』書籍情報

発売日:2021年10月18日(月)
サイズ:A4 ページ数:154頁
価格:1650円
発行元:八重洲出版
お詫びと訂正
表紙に「神谷 忠・吉村平次郎・小澤源男コラム」とありますが、表紙の校了後、諸事情から吉村平次郎氏のコラムを掲載できなくなりました。ここにお詫びして訂正いたします。なお今回掲載予定分含め、Vol.3では吉村平次郎氏のコラムを2回分掲載する予定です。
まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●八重洲出版