SHOEIは、軽量・コンパクトを特徴とするフルフェイスヘルメット、Zシリーズの最新モデル、Z-8を2021年3月に発売する。
Z-8は従来モデルのZ-7と同じくコンパクトなシェルを採用し、後頭部には特徴的なカットラインを持つ空力フォルムも継承している。空力性能はZ-7からさらに改善され、マイナス3%のリフトとマイナス5.5%のドラッグを実現した(Z-7のリフトはマイナス1%、ドラッグはマイナス5%)。なお、4つの帽体サイズ(S、M、L、XL)で6つのヘルメットサイズを用意するのはZ-7と同じだ。

また、ワンアクションでロック&リリースが可能な新シールドシステムをシールドセンター部に搭載。これによりシールドのたわみを抑え操作性を高め、さらに窓ゴムとの密着性もアップ。従来モデルにも採用されたシールドの調整レバーももちろん備えている。この新設計シールドCWR-F2は静粛性を高めるポーテックスジェネレーターを採用しており、サイド部の走行風の乱れを抑えることで風切り音を低減。加えて、ボリュームのあるチークパッドと衝撃吸収ライナーが首周りを包み込むことで風の侵入も抑制している。
ベンチレーションも進化しており、Z-7からエアインテークホールを1か所増設。スポーティなライディングポジションで効率的に外気を導入できるよう2穴タイプのスクープ形状とし、左右にアッパーエアインテークを採用した。取り入れた外気は衝撃吸収ライナーのエアルートを通ってヘルメット内部に入り、排気性能を高めたトップエアアウトレットから内部の熱気を排出する。

内装は、汗をかきやすい部分に吸湿速乾生地、ヘルメット着脱時に肌と擦れる部分に柔らかな起毛生地を使うハイブリッド内装を従来モデルに引き続き採用。ただしチークパッドは新設計となり、着脱性を容易にするとともに、首周りにソフトに追従するボリュームを持たせることでフィット感を高めた。
規格はJIS規格をクリア。価格は5万1000円(税別)で、XS(53〜54cm)〜XXL(63cm)までの全6サイズをラインアップ。カラーはマットブラック(上写真)、ルミナスホワイト、ブラック、バサルトグレー、マットブルーメタリック、マットディープグレー、ワインレッドの7色を用意する。






SHOEI
TEL:03-5688-5180
https://www.shoei.com