新製品

振動により音を伝える新世代ヘルメットスピーカー「addSound」が先行予約を受付中

株式会社あおごちは、ヘルメット後部に取り付ける新しいヘルメット・オーディオ・システム、addSoundの先行予約受付を開始した。

addSoundは、スマホとブルートゥースで接続した骨伝導スピーカーを取り付けプレートを介してヘルメットに固定することで、音楽やナビ/地図アプリの音声案内などを聞くことができるヘルメット用の新世代スピーカー。3年にわたる開発を行い、製造の最終段階に達したことから先行予約を開始した。なお、同システムは2019年7月にクラウドファンディングで支援を募っており、250人近い支援による資金を元にさらに1年を掛けて開発、製品内容の充実や熟成を進めてきたという。

addSound本体内には2つの振動型スピーカー(エキサイター)を搭載し、ヘルメット自体を振動させることでスピーカーにしてしまう新発想のシステム。ヘッドホンやイヤホンと異なり、スピーカーを通して聞くカーオーディオに近い音環境を作り出すという。ヘルメット内にスピーカーや配線などを取り付ける必要がなく、取り外すことも可能なので複数のヘルメットに付け替えて使用することも簡単だ。

音楽の再生や停止はヘルメットを軽くタップすることで操作可能なうえ、音量は走行状態に応じて自動で調整される。また、ヘルメットを被っているかどうかを判断して自動で音楽を停止・再生したり、電源オフも行ってくれる。

また、ヘルメット内にイヤホンを装着するものと異なり、耳を塞がないため周囲の音をしっかりと聞き取ることが可能。走行中の安全性を確保しつつ、音楽を楽しんだりナビ音声を聞くことができるのだ。

ヘルメットへの取り付け方法は、ヘルメットの曲面に合わせて可変する取り付けプレートを強力な両面テープによって貼り付け、そのプレートに本体を固定する。充電用のマイクロUSB端子(タイプB)や電源ボタン、別売りの専用マイク用入力端子は本体下部に備わる。

仕様(予定)は、本体サイズが高さ62mm×幅180mm×厚さ52㎜で、重量は198g、IPX5相当の防水性能も持つ。充電時間は約2時間、連続再生時間は約18時間となっている。カラーはオフホワイトとマットブラックの2色をラインアップ。ウェブサイトからの予約価格は2万9700円(税込み)で、発売は2020年秋を予定している。

問い合わせ先

あおごち
https://www.addsound.jp

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