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B+COM新機種 7X EVOは旧モデルと接続できる?価格の割引はあるの?【3/27新発売】

2月27日、発売元であるサインハウスは都内にて「B+COM 7X EVO発表会」を開催。3月27日発売予定の最新モデル『B+COM 7X EVO(ビーコム セブンエックス エボ)』について、その詳細と気になる疑問点を徹底取材してきた。

写真は左から株式会社サイン・ハウス新井敬史社長。俳優/ダカールフィニッシャーである風間晋之介さん、お笑い芸人チュートリアル 徳井義実さん。公益財団法人SSP 青木治親さん。

会場には代表取締役の新井敬史社長をはじめ、開発担当・デザイン担当、さらに音響面で協業するパイオニア株式会社の担当者も登壇。著名人を招いたトークショーも行われるなど、注目度の高さがうかがえる発表会となった。

株式会社サイン・ハウス新井敬史社長。
風間晋之介さん、徳井義実さんは普段からビーコムの愛用者。
B+COM 7X EVO発表会の様子

約8年ぶりのフルモデルチェンジ

従来のハイエンドモデル「B+COM SB6X」シリーズの登場から約8年。
満を持して登場したのが、この『B+COM 7X EVO』だ。

今作では、

  • 通信方式の大幅進化
  • 音質のさらなる向上
  • デザインの全面刷新

と、まさに“フルモデルチェンジ”と呼ぶにふさわしいブラッシュアップが施されている。

『B+COM 7X EVO(ビーコム セブンエックス エボ)』。

ハード面では、新たにマグネットクレードル方式を採用した点も大きな進化だ。本体とクレードルはツメ位置を合わせて近づけるだけで、磁力によって確実に固定。取り外しはレバー操作ひとつで完了する。従来モデルのように位置合わせに気を使う必要が少なく、グローブ着用時でも扱いやすい構造となった。

マグネットクレードル方式を採用

さらに構造面も刷新。従来は本体を取り外すとマイクやスピーカーの配線が露出する仕様だったが、7X EVOでは配線類をクレードル側へ集約。本体を外してもケーブルが垂れ下がることがなく、見た目のスマートさと取り回しの良さが向上している。外観デザインも従来よりエッジを効かせた造形へとアップデート。本体とクレードルの一体感も高められ、装着時の完成度はさらに向上した。一方で、B+COMのアイデンティティともいえるボタン構成や操作ロジックはあえて変更していない。既存の6Xシリーズユーザーであれば、操作を覚え直す必要はなく、違和感なく移行できる設計だ。

B+FLEXで操作がさらに簡単に

B+COM 7X EVO発表会の様子
新技術B+FLEXの他、旧モデルインカムと接続するためのユニバーサル通信も搭載

今回、通信方式が従来の「B+LINK」から、全く新しいメッシュ方式「B+FLEX」へと刷新。B+FLEXには、用途に応じて2種類のチャンネルが用意されている。

● オープンチャンネル

人数無制限で接続可能。
最短1アクションで通話開始ができ、面倒なペアリング操作は不要。マスツーリング時の手軽さが大きく向上している。もちろんキャリア圏外でも使用可能だ。

● プライベートチャンネル

最大20人まで登録可能。
専用アプリでグループ設定ができ、再接続もよりスムーズになった。

さらに、プライベートチャンネル内であればインターネットを介した「B+FLEX ONLINE」によって距離の制限なく通話が可能。ツーリング中にグループが分断されても、自動で最適な通信方式へ切り替わるため、会話が途切れにくい設計となっている。

通常はメッシュ通信を使用。遮蔽物などで電波が途切れるとオンライン通信へ自動移行、近づけばメッシュ通信に再復帰する。

ビーコム旧モデルとの互換性は?

では、ビーコムの旧機種とは無事繋がるのか?ここが多くのライダーにとって最大の関心事だろう。結果は「YES」。ただし、注意点あり。

7X EVOに搭載される「B+FLEX」は、

  • 接続可能台数の拡大
  • グループ通話登録数の拡大
  • オンライン通話(β版)対応

といった新機能を実現するため、ハードウェア・ソフトウェアともに全面刷新された新設計。そのため、従来モデルとの直接互換は不可となっている。

ただし、7X EVOはユニバーサル接続で1台のインカムと接続できる。
6XRのようなB+LINK搭載モデルを7X EVOに1台ずつユニバーサル接続することで、同じグループでの会話が可能になるのだ。
グループ最大接続台数は接続する機器によって異なるが、6XRなどのB+LINK搭載モデルであれば、7X EVOを含めて6台まで安定して接続できるという。

また、7X EVO1台につきユニバーサル接続は1台となるため、グループの過半数が7X EVOである必要がある点には注意したい。

買い替えを検討するなら、仲間と一緒に動くのが現実的と言えそうだ。

7X EVOは1台のB+LINKシリーズとユニバーサル接続が可能。しかし、これまでの通信方式であるB+LINKの中には入れない。新接続方式のB+FLEXでグループ通話をするには、過半数が7X EVOである必要がある。例えば、7X EVO:3台、6XR:3台の6台ならばB+FLEXとユニバーサル接続の2つを併用してグループ通話できるが、7X EVO:2台、6XR:4台の6台だと全員同時のグループ通話はできない。

パイオニアと共同開発した新音響設計

音響面では、パイオニア株式会社と共同開発した新型スピーカーを採用。
今回のモデルチェンジでは音響機器メーカーのパイオニア株式会社とタッグを組むことで抜本から刷新。“ライドオーディオ”というコンセプトを掲げて開発を行い音楽鑑賞レベルの音を手に入れることになった。

メディア向け発表会には、パイオニア株式会社の開発担当者(左)も参加

従来モデルでも音質評価は高かったが、開発陣が目指したのは「停車中の高音質」ではなく、走行中でも情報が埋もれないサウンド。高速走行時に発生する風切り音、エンジン音、ロードノイズ――。こうした実走環境下で音がマスキングされることを前提に、チューニングが施されている。

さらに、アンプ出力や内部音響設計も見直され、ヘルメット内部という限られた空間でも音がこもりにくい構造に。結果として、従来よりも音圧感とクリアさが両立されたサウンドへと進化した。

低音補強技術
明瞭度向上技術

ここは実走テストでぜひ検証したいポイントだ。

価格割引はある?シングルユニットとペアユニットの違いは?

2026年3月4日現在、公式な割引情報は発表されていない。価格は以下の通り。

  • シングルユニット(1台):59,400円
  • ペアユニット(2台):114,400円
『B+COM 7X EVO(ビーコム セブンエックス エボ)』ペアユニット

ちなみにシングルユニットとペアユニットの違いは1台入りか2台入りかの違いだけ。内容物に変わりはない。ペアユニットはシングルを2つ購入するより4,400円お得になる計算! 旧型ユーザーの仲間がいるなら、このタイミングで一緒にアップデートするのも賢い選択かもしれない。

また、これは予想だが、今回の新型の名称が「EVO」ということは、もしかしたら「EVO」の付かない標準仕様が今後用意される可能性もある。どちらにせよ、3月20日から開催される大阪モーターサイクルショー、3月27日からの東京モーターサイクルショーで実機に触れるはずだから、気になる人は要チェックだ。

「B+COM 7X EVO」実機テストに期待

通信の自動切り替えは本当にシームレスなのか?旧モデルや社外製インカムとの接続性はどうか?音質はどこまで進化したのか?今後、実機を用いた徹底テストでその実力を検証していきたい。8年ぶりのフルモデルチェンジとなる「B+COM 7X EVO」。
ツーリングの会話体験をどこまで変えてくれるのか、注目だ。

『B+COM 7X EVO(ビーコム セブンエックス エボ)』2026/3/27発売

「B+COM 7X EVO」概要

  • 発売日:2026年3月27日(受注予約中)
  • Bluetooth ver.:Bluetooth 5.3
  • 充電時間:約2時間(USB Type-C)
  • 連続使用時間:最大約14時間
  • 防水性能:IP67相当
  • 最大通話人数:プライベートモード最大20人/オープンモード 人数無制限

まとめ●ぴの子 写真●サイン・ハウス

なお、この発表会の様子は以下より動画でご覧いただけます。

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https://sygnhouse.jp

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