最高レベルの防護装備
1979年に史上初のバックプロテクターを生み出したダイネーゼ。ライダー用エアバッグについては「D-エアー」という名称で2000年にプロトタイプが披露され、07年のMotoGPバレンシアグランプリで実戦投入。10年にはレース用モデルを一般発売し、翌年、公道用モデルの販売も開始した。
スマートエアーはその最新型となるモデルだ。
スマートエアーは従来品(スマートジャケット)比で20%の軽量化を達成し、胸の保護範囲を4cm拡大。
内蔵されているエアバッグは、展開時は全体が5cm均一に膨らみ、別売の交換用ガスジェネレーターを用意すれば最大3回まで再利用が可能。ガスジェネレーターの交換はユーザーが行える。
エアバッグの作動判断は内蔵された3つの加速度センサーと3つの傾斜センサー、1つのGPSによる毎秒1000回のモニタリングを基に実施。
エアバッグ作動時の衝撃吸収性能はエアバッグ単体でCEレベル2を取得しており、具体的には胸部は一般的な胸プロテクター8枚分、背側は一般的な背中プロテクター7枚分という圧倒的なスペックを誇る。
最高レベルの安全装備がもたらす絶大な安心感。スマートエアーは命を守る強力な「盾」である。
ダイネーゼ スマート エアー
価格●14万9600円 サイズ●XS/S、M/L、X/2X 重量●約1.2kg バッテリー稼働時間●最大12時間







編集部員コメント
それなりに重さを感じるものと覚悟していたが、予想外に軽快な着用感であり「これほど違和感なく着られるものなのか!」と感心させられた。具体的な衝撃吸収性能の高さ(胸プロテクター8枚分+背中プロテクター7枚分!)を考えれば、値段もリーズナブル!
report●モーターサイクリスト編集部 photo●佐藤竜太
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