この1~2年で一気に注目度が高まっているのが、バイクのハンドル周りに装着して使うカラーモニター。スマートフォンとワイヤレス接続することで、スマホのナビアプリなどが使える製品で、「スマートモニター」と呼ばれることも多い。
ホルダーを使ってバイクのハンドル周辺にスマホを装着するスタイルは、かなり普及しているが、走行中の脱落や熱暴走、転倒による破損、さらに振動がもたらすカメラ機能への悪影響など、気になることも多い。これらのリスクを減らしながら、スマホの利便性をライディングに取り入れられるのがスマートモニターの長所だ。
CIEL(シエル)ブランドから新登場したユミM20は、スマホ側のさまざまな機能が使えるようになることはもちろん、ギャラクシーコア製のCMOSセンサーを採用した200万画素の前後カメラが付属しており、ドライブレコーダーあるいはバックカメラにもなるマルチスマートモニターだ。
さらに、前後空気圧センサーも同梱され、モニター本体にはGPSも内蔵。リアルタイムでのタイヤの空気圧、速度や方角などを表示する機能も与えられている。
ユミシリーズにはモニターユニットのみのM16もあるが、ドラレコ非対応なので、より多機能なM20が本誌のお薦めだ!
CL-M20 マルチスマートモニター YUMI M20
価格:3万9800円
動作電圧/電流:DC9〜28V(DC5V/2A)
本体重量:250g
サイズ:W144mm×H82mm×D23mm
モニターサイズ:5インチ
液晶仕様:IPSタッチパネル
輝度:1000nit
動作湿度:-10〜60度C
Bluetooth Ver:5.2
Wi-Fi規格:2.4/5.6GHz W56/DFS
スピーカー出力:8W
本体防水仕様:IP67
カメラ視野角:136度
カメラ解像度:1920×1080p
カメラフレームレート:27.5fps
明暗補正:HDR/WDR
カメラ防水仕様:IP67
記録メディア:microSDカード16〜125GB
空気圧をリアルタイムで確認
さまざまな給電方式
インカムとの併用も可能
2種類のマウントが付属
文:田宮 徹