TEITOのT3はヘルメットの側面に装着して使用する、インカムとドライブレコーダーが一体になったモデル。後方を写すカメラを別体式にすることで適切なアングルを決めやすくした構造が特徴だ。
装着方法は普通のインカムと同様で、後方側のカメラもベースとなるホルダーを両面テープか面ファスナーを用いてヘルメットの後部に貼り、コードを本体に接続するだけ。車載型と比べて録画時間に制約がある反面、他車に対するアピール性は車載型よりも格段に上で、後ろにピッタリ付けてくるクルマが明らかに減ったのは予想外の効果であった。
専用アプリを介してスマホでリアルタイムの映像が確認できるのでカメラの位置調整も簡単。走行中はバックモニター代わりにもなるうえ、車載型では困難な、停車中に目に留まった左右や上方向の景色などの撮影も気軽に行える。
最大通信距離800m、最大6人までのグループトーク機能を装備するインカムとカメラとの電源スイッチは別になっており、マイクも通話用のほかに本体にも組み込まれているので、例えば走行シーンを録画する際に風切り音を入れたくないときはマイク側、バイクを止めて仲間と語らうシーンを録画するときは本体側に切り替えれば会話の内容も鮮明に記録可能。よく考えられたアイテムだ。
TEITO T3
価格:4万9500円
本体サイズ:W100mm×H48mm×D31mm
本体重量:95g
Bluetooth Ver:5.1
最大通話人数:6人
連続待機時間:15日
連続通話時間:15~25時間
連続音楽再生:20~30時間
連続録画時間(前カメラのみ):2K画質 3〜4時間、1080P画質 5時間 (前後カメラ):1080P画質 2時間、720P画質 2時間半
解像度:前カメラ 最大1440P、後カメラ 最大1080P
独立式の後方カメラ
動画のキャプチャ(昼)
動画のキャプチャ(夜)
専用アプリで画角や動画確認も容易
静止画の撮影も可能
充実の同梱品
report●高野栄一/編集部 photo●北村誠一郎/編集部