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PALS(ポーチ・アタッチメント・ラダー・システム=パルス)という、等間隔で縫い付けられたウェビングテープに対応するポーチなどを自由に装着できるアメリカ軍発祥の装備システム、モール(MOLLE)。これを搭載することで、拡張性と個性的なデザインを両立させたのがキジマが展開するブランド「K3」のツーリングバッグだ。現在はサイドバッグのTC04、シートバッグのTC06とTC07の3つ(モール非採用のTC02を含めると4つ)をラインアップする。
本誌の注目は、2泊以上の旅で活躍する容量50Lの大型バッグ、タクティカルシートバッグTC07。65Lまで容量を拡張できるため荷物が多いキャンプツーリングにも対応可能で、前述のモールシステム、複数のベルトと上面のバンジーコードを駆使すれば想像以上の量の荷物を運ぶことができる。
大きな開口部や夜間の被視認性を高めるリフレクター、市販の南京錠が使えるファスナー、ショルダーベルトや本体左右のハンドルなどツーリングバッグに必要な機能はもちろん装備。使わないときには薄く折り畳めるため、部屋の中でも邪魔にならないのもポイントだ。
長期間の旅には必須の大型バッグだが、特にキャンプツーリングデビューを予定している人は、ミリタリー感にあふれ、使い勝手も抜群のTC07に注目しよう。
タクティカルシートバッグ TC07
価格:2万9920円
カラー:オリーブグリーン、ブラック
サイズ:H320×W480〜620×D320mm
容量:50〜65L
最大収納重量:14kg
付属品:車体固定ベルト、ショルダーベルト、レインカバー
材質:ポリエステル、ターポリン/PVC
ミドルサイズもラインアップ
タクティカルシートバッグ TC06
価格:1万9800円
カラー:ブラック、オリーブグリーン
サイズ:H310×W340〜470×D230mm
容量:25 〜33L
最大収納重量:11kg
付属品:車体固定ベルト、ショルダーベルト、レインカバー
材質:ポリエステル、ターポリン/PVC
モールシステムを採用した特徴的な見た目は兄貴分のTC07同様だが、ひとまわり小さいのがこのTC06。コンパクトなためサイドアクセスや折り畳み機能は省略されているものの、幅を130mm拡幅できる容量拡張機能やドリンクホルダーはしっかり搭載。日帰りや1泊程度のツーリング、荷物が少ないデイキャンプに適したバッグだ。
まとめ●モーターサイクリスト編集部 photo●岡 拓