欧州で人気の750/500ccミドルクラスツインに展開を拡大したE-クラッチ仕様

ホンダは、イタリア・ミラノで開催されたEICMA 2025への出展モデルを発表。スポーツツアラーの「CB1000GT」、140kmの航続距離を持つ電動モーターサイクル「Honda WN7」、電子制御過給機付きV型3気筒エンジン搭載の「V3R 900 E-Compressor Prototype」はすでに既報済みだが、そのほかのホンダのトピックとしては、自動クラッチ制御機構「E-クラッチ」仕様車の拡大も注目ポイントだろう。
4気筒モデルの2024年型CBR650R/CB650Rへの搭載から始まった「E-クラッチ」仕様だが、EICMAショーでは「XL750トランザルプ」「CB750ホーネット」「NX500」「CBR500R」「CB500ホーネット」の5モデルに初めてHonda E-クラッチをオプション設定するという。
ちなみにE-クラッチは、発進・停止・変速時にクラッチレバーを操作することなく、シフトペダル操作のみでギヤチェンジを可能にした自動クラッチ制御機構。一方で必要に応じてクラッチレバーも使用できるため、操作性と汎用性を両立しているのが特徴で、日本市場ではCBR650R、CB650Rほか、レブル250、CL250へもE-クラッチ仕様が導入されている。
今回発表されたE-クラッチ仕様の拡大展開は、欧州市場で人気のミドルクラスモデルが対象となるが、日本でもラインアップされるXL750トランザルプ、CB750ホーネットへの仕様追加は大いに可能性がありそうだ。
またこの2モデルはスロットル・バイ・ワイヤ(TBW)搭載モデルのため、E-クラッチとの連携により、システムがスロットルを自動調整することで後輪速度に回転数を合わせ、よりスムーズなダウンシフトを実現するとアピール。特にXL750トランザルプでは、オフロード走行時に後輪が空転している状況でもスムーズなシフトアップを可能にしたという。E-クラッチとTBWの連携により、前輪と後輪の速度を常時監視し、適切な制御を行うことで高い安定性と操作性を提供するようだ。


またそれ以外では、NX500/CBR500Rと同系の471ccDOHC並列2気筒(ボア・ストローク67×66.8mm)を搭載し、日本市場で販売中のCL500やレブル500なら、E-クラッチ仕様の追加は可能性がありそう。
さらには、前述の471ccエンジンのストロークダウン版(66.8→56.6mm)並列2気筒を搭載する399ccエンジン搭載車、CBR400RなどへのE-クラッチ仕様の追加もあり得るかもしれない。今後の日本版ラインアップの展開に要注目だ。




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まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●ホンダ、EICMA




































