お役立ちノウハウ

【ライダーの新常識】ウィズコロナ時代もバイクで自由に走る! そのために守りたいソロツーリング9カ条

まだまだ油断のならない新型コロナウイルス感染拡大。5月の大型連休は一部地域に緊急事態宣言が出されて緊張が高まっているので、ツーリングに出かける人も少ないと思うが、宣言解除後にまた新たな波が来ないとも限らない。

我々は、自由にツーリングを楽しんでいいのだろうか? 分からないことが多いだけに、最低限の心構えは必要だろう。

そこで、見直したいのが「ソロツーリング」。誰かのために、自分のために。ちょっとだけ、今までの常識を書き換えて、寂しさも楽しめる新しい時代のソロツーリングの姿を探しにいこう。

※モーターサイクリスト4月号の記事を再編集して掲載しています。

新常識1:なるべく人と触れ合わない

なるべく人に会わないルートや時間帯を狙ったツーリングというのもひとつの手段

タンデム時を除けばバイクは基本的に一人で楽しむものだから、ライディング中はコロナ感染に対する心配がかなり低いが、休憩時には他人と接触することは当然ながらある。食事処では他のお客さんが大声でしゃべっているかもしれないし、定番のバイク集合地では、無神経な他のバイク乗りが「これ、何ていうバイクですか?」なんてマスクなしで話しかけてくるかもしれない。

以前なら、それらはツーリング中のちょっとした楽しみな時間になったかもしれないが、現代ではリスク。人になるべく会わない方法を考える必要があると思うのだ。

新常識2:ルートはカッチリ決めすぎない

コロナ禍では、密を避けるのが大原則。人混みを臨機応変に避けながらツーリングを楽しみたい。「伊豆」とか「房総」など、アバウトに訪ねる地域を決めることは必要だが、途中で立ち寄りたいスポットをガチガチに固定してしまうと、その場所が混んでいたときに不安を感じて楽しめない。かといって決めてきた場所をスルーするのも……なんて気になりやすい。

それなら、あまり決めすぎずに出発して、現地で気になる観光案内看板やお店やスポットを走りながら見つけて、その場所が空いていたら立ち寄ってみる……程度の緩いスケジュールにしておく方が、結果的に満足度は高まる!

新常識3:休憩はメジャースポットを避けるべし

ヘルメットを脱いだら、近くに人がいる場合はまずマスク着用というのがイマドキのマナーだが、徹底していない人も……。そんなことにイライラしないよう、こちら側が混雑をまず避ける

首都圏の場合、特に土日の午前中なら東名高速のエクスパーサ海老名(下り)や中央道のエクスパーサ談合坂(下り)、日中ならアネスト岩田ターンパイク箱根や椿ラインの頂上となる大観山駐車場、伊豆スカイラインのスカイポート亀石などは、クルマだけでなくバイクも多く集まる。二輪の駐車スペースが密になっている可能性があるので、なるべくなら立ち寄りを避けたい。

高速道路の場合、トイレ休憩などはガソリンスタンドがある大きなサービスエリアではなく、その前後にある小さなパーキングエリアを利用。もちろんパーキングエリアにもよるが、メジャーなサービスエリアと比べてクルマの観光客が少なめで、比較的安心して利用できる。休憩はあまり人のいないパーキングエリアを狙い、給油のみ大きなサービスエリアを利用するのが、コロナ禍でなくても快適に高速道路で休憩するコツだ。

新常識4:テイクアウトや屋外グルメを活用せよ

マスクを外す食事中のコロナ感染が問題視され、「黙食」なんて言葉も生まれているが、まだまだ浸透しているわけではない。大声で話しながら食事するグループもいる。

特に土日の観光地では、ランチのタイミングを多少ずらしても他のお客さんがいる可能性は高いし、「空いている!」と思って入った店でも、自分の後からたくさんのお客さんがやってくる可能性もある。オーダー後や食事中なら、混んできても食べる前に退店なんてできないし、不安を感じながら急いで食事しても楽しめない。

それなら、最初から店内での食事は諦めて、テイクアウトや屋外グルメを利用する方がいい。テイクアウトができる飲食店は1年前よりかなり増えた。公園や展望地のベンチ、海岸などで食べるお弁当は、景色や周囲環境もスパイスとなっておいしい。もちろんお弁当を自分で作ってもいい。

弁当容器などのゴミは必ず持ち帰ること。食品保存袋などの密封できるビニール袋(大きめサイズ)をゴミ袋用に準備しておくと、弁当箱に残った汁などでバッグの中が汚れる心配がかなり減るぞ!
ほとんどのお店には消毒液などが用意されているはずだが、自分でも持っていた方がやはり安心だ

新常識5:お財布レスで気軽さをプラス!

マネークリップがない場合は、写真のような保存袋に入れてもいい。ちょっとダサいが、そこは目をつぶろう

コロナ禍では、都県境をあまりまたがないショートトリップの方が気が楽だ。近場なら雨具も絶対必要ではない。つまり、荷物を最小限にして、身も心も軽快にツーリングできるのだ。 そんなとき、意外とじゃまになるのが財布。大きな財布をジャケットやパンツのポケットに入れておくと、かなりかさ張る。カッパさえ持たないつもりなのに、財布のためにバッグを使うのも……。

そこで活用したいのが、キャッシュレス決済だ。日本もキャッシュレス化が進み、現金がなくてもかなりの買い物ができる。ツーリング時は、メインとなるクレジットカード、念のために銀行のキャッシュカード、免許証、必要になりそうな会員証、お守り代わりに保険証、そして数千円~1万円程度の紙幣、これらをマネークリップでまとめてジャケットの内ポケットへ。これならポケットがパンパンになることもない。

そして各種支払いは、スマホのバーコード決済(PayPayやLINE Payなど)やカードのキャッシュレス決済で。ちなみに、キャッシュレス決済は他者との接触を避けられるので、コロナ禍に適しているのだ。

新常識6:時差観光で空いている時間を狙え

渋滞を回避できるのも時差観光のいいところ。ストレスレスで時間も有効に使えるのだ

凍結の心配がある時期はもうすぐ終わる。春~秋は、観光地を空いている時間に巡るために、時差出勤ならぬ時差観光の導入を提案したい。例えば、ちょっと早起きして午前5時に出発。この時間なら、大型連休の初日などを除けばほとんど渋滞はないので、サクサクと移動して首都圏在住の場合でも午前6 ~7時ごろには郊外に。ほとんどの有料観光施設やショップ、飲食店は営業開始前だけど、24時間いつでも入れる公園や寺社、もちろん数々のビュースポットなど、楽しめる場所はいくらでもある。

日帰りショートツーリングなら、早く出発した分、昼頃には帰路へ。それでも、10時くらいになればお土産を買えるようなお店はオープンするし、11時くらいになれば飲食店も営業しているから、かなり満喫できるはずだ。

14時頃に帰宅しても、5時出発なら9時間もツーリングを楽しんだことになる。これは8時出発で17時帰宅、10時出発で19時帰宅と同じ。しかも、朝夕の渋滞をどちらも回避できる!

時間を有効に使えて、なおかつ密のリスクも低い。14時帰宅なら、その後に家事などをやる時間も十分。既婚男性の場合は奥様対策にもオススメ!?

新常識7:お店や施設のお休み&営業時間は要チェック

このコロナ禍により、営業時間を短縮している飲食店や観光施設もある。「あそこは○時までだから」なんて、よく行く店を訪ねてみたら、入り口に「コロナ対策のため閉店時間を△時に……」なんて張り紙がしてあり、すでに閉店後だったなんて場合もある。特に、緊急事態宣言が発令されている地域では、このようなことが十分に予想されるので、事前に休業日や営業時間をきちんと調べてから訪ねたい。

最近はインターネットでたいていの情報を調べられるようになっているけど、公式ページを持たない飲食店や土産物屋などだと、コロナ対策時の営業状況をほとんどの場合は調べられない。公式ページがあっても、中にはコロナによる短縮営業について更新されていない場合も……。どうしても立ち寄りたい店の場合、事前に電話で確認する方が確実だ。

新常識8:複数人でツーリングに行くときの注意点は?

コロナ禍ではソロツーリングの方が望ましいとはいえ、やっぱり仲間と一緒に走りたいというライダーも少なくないはずだ。バイクは、乗車中は基本的にソーシャルディスタンスが保たれるので、信号待ちで顔を近づけて大声で話でもしなければ、とりあえず問題はないだろう。 一方で休憩時や食事の際には、細心の注意が必要だ。まず、ヘルメットを脱いでいる間は必ずマスクを着用。飲食時は、食べているときを除いてマスクをして、マスクを外しているときはしゃべらない。休憩中も人との距離を確保する。

まあ、これが理想ではあるが、仲間同士でいるとつい気が緩み、なかなかそうならないのが実情だろう。とはいえ、「なんだよあのバイク乗り、常識ないなあ……」と周囲の人たちから白い目で見られないよう、最大限の努力をしたい。

新常識9:医療現場に迷惑をかけないために「絶対に事故は起こさない!」

スピード超過や不注意によるトラブルを避け、とにかく安全運転に徹すると誓おう

今年発令された2度目の緊急事態宣言では、コロナ感染者数増加もさることながら、医療体制のひっ迫も大きな問題となってきた。そもそも医療の現場は、昨春に日本でコロナ患者が増えてからというもの、1年間にわたり休むことなく対応に追われてきた。もちろん、医療関係者にとってそれは仕事でもあるのだが、コロナ患者の受け入れにより、むしろ経営状態が悪化した病院も多くあるなどの厳しい状況下で、それでも医療関係の皆さんが必死に踏んばり続けてくれているから、日本のコロナ関連死者数は、それでもまだ低めに抑えられているのだ。

だから、医療に余計な負担をかけさせないために我々がまず心がけるべきは、救急や病院などの世話にならないということ。これにはコロナ感染はもちろん、事故や転倒が原因の病院搬送を絶対に避けるということも含まれる。

言うまでもなく、ツーリングはレジャーだ。我々が遊び歩いた挙げ句、事故って救急車を呼び病院のお世話になっていたら、ロクに息抜きもできず働き続けている医療関係者に申し訳なさすぎる。絶対に転ばない、事故らない。コロナ禍以前も思ってきたことだろうが、ウィズコロナ時代だからこそ、もう一度肝に銘じておくべきだ。

text●田宮 徹/titlephoto●真弓悟史/まとめ●モーサイWEB編集部・日暮

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