2026年2月15日(日)、大阪駅前ダイヤモンド地下街のディアモール大阪「ディーズスクエア」にて、南海部品がサポートする「NANKAI&三陽工業 RS-ITOH」と「NANKAI&プラスモト」両チームの、全日本ロードレース、そして鈴鹿8耐への参戦体制発表会が開催された。これまで例を見ないパブリックビューでの発表会ということで、普段はバイクレースと接点のない方も足を止めて観覧。派手なレーシングマシンや参戦ライダーのトークショー、大画面によるゲームイベントによりモータースポーツへの注目度が大きく高められた。


ベテランチームも新チームも「挑戦する」という強い想いをNANKAIと共有
2023年に南海部品(以下、NANKAI)は法人化70周年を記念し、企業ロゴを含めたリブランディングを実施。すべてのライダーに寄り添い、走る楽しさや挑戦する気持ちを常に原点として大切にしようと「Always Riders at Heart」というスローガンを掲げた。この企業理念を具現化するプロジェクトとして推進しているのが、国内ロードレース参戦チームのサポートだ。
2026年は昨年から引き続き、三陽工業とともにRS-ITOHチームをバックアップ。全日本ロードレース選手権ST1000クラスに「NANKAI&三陽工業 RS-ITOH」として参戦する。マシンは昨年までのZX-10RRからCBR1000RR-Rへ変更。カワサキ車からホンダ車へスイッチするという大胆な試みは、まさに企業理念に沿う挑戦といえるだろう。
もうひとつ、今年からNANKAIが新たにサポートするのが、全日本ロードレース選手権JP-SPORTクラスに参戦する「NANKAI&プラスモト」チーム。若手ライダーの発掘・育成を主軸に据えた新チームで、マシンは性能に定評のあるCBR250RRを走らせる。新チームの発足、フレッシュな若手ライダーの起用は前途多難かと思われるが、これもNANKAIらしい挑戦のあり方といえそうだ。ベテランチームのRS-ITOH、新チームのPLUS MOTOそれぞれの活躍に注目してもらいたい。
ちなみに、バイクレースの祭典としてお馴染みの鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦が決まっており、こちらは「KRP 三陽工業&RS-ITOH」が記念すべき30回目のエントリー! 例年通りカワサキZX-10RRを駆り、NANKAIサポートライダーの佐野優人選手、佐野勝人選手が参戦する予定だ。
13時から開催されたメディア向け発表会では、JP-SPORTクラスへ参戦する岩田凌吾選手も含めてレーシングスーツ姿の3選手も登壇。NANKAI中嶋副社長のあいさつから始まったステージトークでは、緊張しつつも晴れやかな笑顔で今シーズンの意気込みを語ってくれた。




マシン&ライダー紹介
「NANKAI&三陽工業 RS-ITOH」

「NANKAI&三陽工業 RS-ITOH」より2026年全日本ロードレースST1000クラスへエントリー。昨年まで使用したカワサキZX-10RRから戦闘力の高い常勝マシンにスイッチし、どこまで成績を残せるのか期待が膨らむ。

2026年はST1000クラスへCBR1000RR-Rでシリーズ参戦するほか、鈴鹿8耐には2026年型ZX-10RRで参戦。RS-ITOHのエースライダーとしてチームを牽引する。
KRP 三陽工業&RS-ITOH

「KRP 三陽工業&RS-ITOH」より2026年鈴鹿8時間耐久ロードレースにエントリー。今回展示されたのは2025年の参戦車両で、2026年型は3月以降に製作が開始され、ウイングレットが装備される。カワサキ名門チームだけに、8耐はZX-10RRにこだわる。

2026年はRS-ITOHの8耐参戦チームに関わって3年目。兄の佐野優人選手をサポートしつつ、今年で30回目となるチームの8耐参戦の節目に上位を目指す意気込みだ。
NANKAI&プラスモト

「NANKAI&プラスモト」より2026年全日本ロードレースJP-SPORTクラスへエントリー。若手の登竜門として位置付けられるクラスで、ここからのステップアップが期待される。

9歳からポケバイでレースを始め、鈴鹿サーキットレーシングスクールを経てイタリアのレースにも参戦。JP-SPORTクラスで実績を積み、ステップアップを目指す。




文と写真:川島秀俊





































