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【試乗速報】スズキ GSX-S1000「往年のGSX-Rを思い出すパワー感に。それでいて親しみやすさは変わらず!」

スズキ GSX-S1000総評

今回、スズキは何か大変更をしたわけではない。だがその狙いは明確だ。
もし排気量を増やしたり、IMUを搭載してバンク角連動の電子制御の採用を行うなどしていたら、価格が上がっていただろう。
それはスズキの目指すところではないのだ。

手頃な価格で、魅力的で、使い勝手の良いスポーツネイキッドを作ることが重要で、152馬力もある高性能なエンジンを搭載し、一般道はもちろん、サーキットでも(ある程度までは)十分な性能を発揮する万能性を持っている。
電子制御は多機能ではないが十分で、ライバル勢と比べた場合、価格はかなり魅力的だ。

ベーシックなバイクであるがゆえに、スペックの高いスーパースポーツを乗り継いできたライダーには敬遠されるかもしれないが、私は多くのライダーがこのシンプルさと日常的な使い勝手の良さを気に入ってくれると信じている。

スズキ GSX-S1000主要諸元(欧州仕様)

欧州仕様のカラーバリエーション。ブラック、ブルー、グレーの3色がラインアップされている。

[エンジン・性能]
種類:水冷4サイクル並列4気筒DOHCC4バルブ ボア・ストローク:73.4mm×59.0mm 総排気量:999cc 最高出力:112kW<152ps>/1万1000rpm 最大トルク:106Nm<10.8kgm>/9250rpm 変速機:6段リターン
[寸法・重量]
全長:2115 全幅:810 全高:1080 ホイールベース:1460 シート高810(各mm) タイヤサイズ:F120/70ZR17 R190/50ZR17 車両重量:214kg 燃料タンク容量:19L
[イギリス仕様価格]1万999ポンド(約168万円)

レポート●アダム・チャイルド 写真●ジェイソン・クリッチェル
まとめ●上野茂岐

■編集部註
筆者のアダム・チャイルド氏は「コストパフォーマンスの高さ」に注目しているが、イギリスにおける新型GSX-S1000の価格は1万999ポンドで日本円に換算すると、2021年7月時点の計算で約168万円となる(この数値は一見高く見えるかもしれないが、イギリスにとっては日本車は「輸入車」であり、輸送コストや関税なども含まれる)。
新型ハヤブサのイギリスでの販売価格に対し、新型GSX-S1000はその約66%という価格設定がされているが、物価の違い等を踏まえたうえで彼の言う「コストパフォーマンス」感覚の参考にしてほしい。

追記2021年7月19日:燃費の数値とライディングモードの説明に誤りがあったため訂正を行いました。

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