■上記写真はレース3日目(予選)の様子。
前日同様、5月29日(現地時間)も夕方から予選走行が組まれていた4日目のマン島TTだが、17時に中止が発表された。この日も朝から雨が続き、曇りときどき雨の空模様で、午後になって雨足は弱まったものの、島の中央にある山間部に雲がかかり、視界不良のため中止となったのだった。
「スーパーツイン」(650~700cc2気筒)に出場する日本人ライダー・山中正之選手は、前日の予選走行中にマシントラブルに見舞われた。そのためこの日の午前中はメカニックがマシンの修理にあたり、予備エンジンからトランスミッションを載せ替えることでトラブルを解消。さらにラジエターに小さな穴が見つかったため、こちらも修理を済ませた。


「走れないことは残念ですが、ほかのマシントラブル(ラジエター)も発見できたし、安心して乗れるようになったことはありがたいです」
レース開幕から4日目を迎えてもまだ実質2周しか走れておらず、バイクとコースの習熟は思うように進んでいない。もどかしさもかなり感じているはずだが、山中選手はそうしたことを表に出さず、物事を前向きにとらえている。
明日、5月30日(金)は予選最終日となり、本日の分も消化するため昼と夕方の2セッションが行われる。山中選手が出場する「スーパーツイン」の1本目は14時55分、2本目は19時20分にスタート予定となっている。
マン島TTオフショットその1


前日の予選走行を撮影した「レンカレン」という場所は、コース沿いの民家が観戦客とマーシャル、メディアに出入口や石垣を開放してくれている。コース(道路)はバスやトラックがすれ違うといっぱいになるていどの対向2車線だから、決して広くはない。
観戦客やカメラマンは、200km/h以上で通過していくレーシングマシンと数メートルしか離れておらず、とくに高回転域を使うサイドカーの排気音は耳をつんざく。これがマン島TTの魅力のひとつだ。
レポート&写真●山下 剛



























