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オールインワンパッケージで、購入後すぐに取り付け可能
これがあると無いとでは大違い、という冬装備の代表がグリップヒーター。その効果の高さは純正装着されるバイクが増えていることでもうかがい知れるが、アフターパーツも数多くリリースされている。その中で特に注目したいのが、一般的なグリップと変わらない細いグリップ径を実現したキジマの「グリップヒーターGH10」だ。
「グリップヒーターGH10」には、本体のほか、配線やスロットルアダプター、グリップエンドキャップ、サイズを調整するためのアルミシートが付属。
対応車種であれば追加で購入するものがないオールインワンパッケージとなっている。
ノーマルグリップに近い32mmのハンドル径で握りやすい
2014年に発売された同シリーズ「GH06」のグリップ径は直径35mmで、ノーマルグリップに多い直径30〜31mmとはまだ大きな差があった。
これが2015年に発売された「GH07」では直径33mmまで細径化され、最新型の「GH10」は直径32mmにまで進化。一度取り付けたグリップヒーターはシーズンが終わっても取り外すことはないため、握り心地の良さはそれだけで購入の決め手となる。
スロットルパイプ内蔵で取り付けも手間いらず
また、スロットルパイプを内蔵したことにも注目したい。従来は接着剤などで固定されている純正グリップとスロットルパイプを分離させる必要があったが、「GH10」ではその工程を省けるため、取り付け作業が容易になっている。
なお、スロットルワイヤーを巻き取るアダプターはメーカーや車種に合わせて3タイプが同梱されている。
温度調節は5段階、LEDランプで出力レベルが一目瞭然
人気モデルの「GH07」を踏襲した5段階の温度調節や、LEDインジケーターを内蔵したグリップ一体型スイッチ、起動時にバッテリーの電圧をチェックし、使用中に11.5V以下になると自動的に加熱を停止する電圧制御機能など、基本性能も申し分ない。使い勝手の良さと抜群の操作性を併せ持つ「GH10」は、汎用グリップヒーターの本命モデルと言えるだろう。
イグニッションをオンにしグリップヒーターが通電すると、左グリップ根元のLEDが白く1回点滅。この状態からスイッチを押すと温度レベル1(出力20%)となる。その後はスイッチを1回押すごとに20%ずつ出力がアップし、最大のレベル5(出力100%)まで5段階に温度を調整可能だ。レベル5からさらにもう一度スイッチを押すか、そのほかのレベルでスイッチを3秒長押しすると電源オフとなる。なお、長押しでオフにした場合、スイッチを押すと直前の温度で再加熱されるメモリー機能も搭載している。
KIJIMA「グリップヒーターGH10」仕様
価格:1万7600円
サイズ:120mm(内長117mm・外径32mm)/130mm(内長127mm・外径32mm)
対応ハンドル径:22.2mm 消費電力:7.4W(レベル1)~34.8W(レベル5)
バイクを電装化するなら3系統まで増やせるパワーユニットがオススメ!!
グリップヒーターなどを設置するにあたってバイクのバッテリーから電力を取り出すときにあると便利なのが、車両のメインキーに連動してオン・オフするアクセサリーパワーユニット。
KIJIMAの「アクセサリーパワーユニット3系統」は、定格7.5A×2、5A×1の3系統を持ち、グリップヒーターだけでなくドライブレコーダーやUSB充電ポートなどにも簡単に電力を供給できる
まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●佐藤竜太
キジマ
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