実績に裏打ちされた高い安全性
現代の多くのバイクは、電気がなければ始動できない。そのため普段からバッテリーチャージャーを利用するのが理想だが、駐車場に電源がないという人も少なくないだろう。そんな人に試してほしいのが、鉛バッテリーよりも自己放電量が少なく、氷点下10度でもバッテリーの暖気(通電による温め操作)を必要としないエリーパワーの二輪車始動用リチウムイオンバッテリー、HYバッテリーだ。

BMU(バッテリーマネジメントユニット)を筐体に内蔵しつつ、同じ始動性の鉛バッテリーよりもはるかにコンパクトで、重量も1/3〜1/2ほどという軽さを実現。ヤマハ車なども手掛けるGKデザイングループのGKインダストリアルデザイン社によるパッケージデザインは、2017年のグッドデザイン賞を受賞
リチウムイオンバッテリーは、自己放電量が少なく寿命が長いことや、高出力なので始動性能に優れること、そして小型・軽量なことなどが長所だ。一方で取り扱いが難しい、低温下での始動性能や充放電により劣化するという弱点があったが、HYバッテリーはそれらを独自技術で克服している。

HYバッテリーの充電には、リチウムイオンバッテリー用充電器C-1401Bがお薦め。バッテリー本体ともアマゾン、パークアップ、ウェビックの通販サイトで購入することができる
ホンダ製バイクに純正採用されている実績からもその性能の高さと安全性がうかがい知れるが、冬はバイクに乗らない、乗れないライダーなら、春になり始動しようとしたときに自己放電量の少なさが実感できるはず。寒くても乗るという人は、厳冬期の始動性の高さに驚かされるのは間違いない。

HYバッテリーの開発はホンダと共同で行われ、現在まで にHY110がCRF1000L/1100Lアフリカツインに、HY93-CがCBR1000RR SP/ SP2とCRF450Lに純正採用されている。なお、ホンダの厳しいテストをクリアする高い安全性を実現しつつ、2年ほどの短い開発期間で製品化したのもトピックだ
※この記事はMotorcyclist2020年3月号に掲載されていたものを再編集しています。
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