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GPS追跡デバイスのAlterLock(オルターロック)が第三世代に進化!
防犯性と使いやすさが大幅に向上し、愛車へのいたずら防止、盗難後の捜索がより確実なものとなりました。
はたして本当に追跡できるのか、編集部で試してみます!
盗難防止アラームとGPS追跡の二刀流
オルターロックはもともと高価なスポーツ用自転車のために作られたセキュリティデバイスです。
そのままバイクにも使えるため、愛車を窃盗犯から守りたいライダーにも注目されはじめています。
オルターロックは、振動や衝撃を検知して警報を鳴らす盗難防止アラームと、デバイスの位置をスマホに送るGPS追跡という2つの機能を持っています。
スリム&軽量な本体のなかに、GPS、3軸加速度センサーのほか、各種通信機能が内蔵されています。
遺失物の追跡デバイスというとAppleのAirTag(エアタグ)が有名ですが、AirTagは近くに誰かのiPhoneがないと使えません。
オルターロックは通信機能を持っているので、スマートフォン(スマホ)などに依存することなく単独で通信できるのが大きな魅力なのです。
このオルターロックGen3は、従来型よりもバッテリーの保ちがよくなり、満充電から3か月も使用可能。通信と追跡性能、耐久性も向上。
また、企画開発はネクストスケーブという日本のIT企業によるもので、社内の自転車好きの熱い思いで開発されたそうです。
日本企業の製品のため品質面もサービス面も万全で、安心して使えるアイテムとなっています。






オルターロックは使い方簡単
使い方は簡単です。
まず自分のスマホに専用アプリをダウンロードして、ユーザー&バイク情報を登録します。
そしてサービス契約をしてGPS追跡機能を使えるように設定。
この契約は年額3960円。月額なら396円。
毎月、カフェのコーヒー1杯と同じくらいの金額で、絶大な安心感を買えると思えば安いものです。
オルターロック本体は、バイクのシート下などに設置します。
でも最近のバイクはシート下スペースがかなりタイトですよね。
今回も設置場所に悩みましたが、オルターロック本体はとてもスリムなのでちょっとした透き間に設置できました。
車載工具や車検証のスペースが狙い目でしょう。
オルターロック本体をシート下に設置できたら、あとはアプリで「ロック」をかければ準備オーケー。
この状態でバイクが動かされると、まず最大95dBのアラームが鳴り響きます。
たいていのコソ泥はこれで退散するはず……。
同時に、オーナーのスマホには異常を知らせる通報が届きます。
オルターロックは通信機能が内蔵されているため、Bluetoothなどで直接スマホと繋がっていなくても、電話回線を通して通知と位置情報を送ってくれるのです。
もしバイクの近くにいるのなら、すぐに駆けつければ盗難を未然に防げるかも知れません。
もし愛車を盗まれてしまっても、GPSの位置情報が確認できるので、バイクの場所をいち早く探し出せるのです。
また、GPS追跡を重視する場合は、アラームをオフにしておくのもいいかも知れません。アラームが鳴っていると、オルターロック本体をどこかに捨てられてしまう可能性もありますから……。


実際に追跡してみた
今回、ホントに位置情報で追跡できるか試すべく、オルターロックをシート下に設置したバイクを、泥棒にふんしたスタッフに隠してもらいました。実験のため、アラームはオフにしました。
まずバイクに動きがあると、自分のスマホに「盗難検知 動きを検知しました! すぐに所在を確認してください。」という通知が……。
追跡モード中は、数分間隔で位置情報がスマホに送られてきました。
オルターロックは追跡モード中、デバイスが5秒以上の停止を感知すると位置情報をスマホに送ります。
これは、実際の盗難例を調べると盗まれた後に一時保管場所などにクールダウンされることが多いため、そのタイミングで追跡/回収ができる仕様となっているそうです。
さらに、バッテリーの消耗を抑え、なるべく長期間に渡って追跡したいという意図もあるとのことです。
スマホのマップには、デバイスと自分の位置が表示されるので、バイクを追跡するのも容易です。
それを頼りに探してみると、いとも簡単に愛車を見つけることができました!
これは万が一のときに心強いアイテムです。
とはいえ、実際に盗難があったときは、不用意に追跡すると犯人と鉢合わせして、危険な目に遭う可能性も……。
警察などに連絡した上で行動を起こすことをお薦めします。




窃盗犯を威嚇し、盗まれても追跡できるオルターロック。
この二重の防御があなたのバイクライフに絶大なる安心感を与えてくれるでしょう!
レポート&写真●太田力也