長時間聞き続けても気疲れしないクリアな音質や、音楽再生で最大24時間、インカム通話で最大22時間という連続使用可能時間など、長距離ツーリングにも便利な機能を多数備えるB+COM(ビーコム)のSB6XR。
この手の電子機器は使いこなせるようになるまでが大変なことが多いが、心配はご無用。「直感的で使いやすい操作性」を追求したボディは、例えば電源のオンオフや音楽プレイヤーの音量調整、携帯電話の着信応答など、ソロで使う機能は本体後部側面のデバイスボタン、2人以上のインカム通話に関連した動作はその上と下に設けられたボタンで操作するよう、使い分けまで考えられている。
この配置は、長年にわたり直感的に操作できることを追求し続けた結果行き着いたもので、ペアリングに関しても、SB6XRでは相手のインカムが同機種、もしくはSB6XやONE、SX1であれば、上下のボタンを同時に長押しするだけで完了。走行中に隊列の順番を気にすることもなく通話が行えた。手探りで一連の操作ができるようになるまで、それほど時間はかからない。
そのほか、ヘルメットに装着するためのベースプレートもワンタッチでロックを解除できて簡単に本体を着脱できる点も便利だった。スピーカーやマイクを別途用意しておけば、ほかのヘルメットに付け替えることも容易に行える。細部まで使う人の身になって作られた逸品だ。

SYGN HOUSE B+COM SB6XR
価格:4万7300円(シングルUNIT)、8万9980円(ペアUNIT)
Bluetooth Ver:5.0
出力レンジ:Class1、Class2
本体サイズ:W107mm×H45.7mm×D23.6mm
本体重量:53g
防水性能:IP67相当
対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
インカム通話:最大約22時間
携帯通話&音楽再生:最大約24時間
通話人数:最大6人

接続状況をアプリで可視化

簡単接続&自動復帰

音楽を聞きながら通話可能

ヘルメット内蔵式インカム「B+COM SX1」も要チェックだ!


価格:4万8400円
Bluetooth Ver:5.0
出力レンジ:Class1、Class2
本体重量:68g
防水性能:メインユニットIP65相当、サイドユニットIP67相当
対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
インカム通話:最大約18時間
携帯通話&音楽再生:最大約20時間
通話人数:最大6人
SHOEIが独自に定めたコミュニケーションシステム「SHOEI COMLINK」に対応するビルトインタイプのインカム。現時点ではネオテック3、GTエアー3、J-クルーズ3に装着可能で、本体はもとよりマイクやワイヤー類に至る各パーツをキレイに収めることができ、煩わしさや風切り音を低減。高音質スピーカーをはじめとして内容はSB6XRに準じており、最大6台の同時通話や聴きトークもSB6XR同様に楽しむことができる。シングルUNITのみの販売となっている。
文:高野栄一 写真:北村誠一郎、サイン・ハウス