ホンダの「インテグラ」と言えば……国内初のカウリング付きバイク!【1980〜2000年代に起こったバイクの改変 その2】

カウル付きの国内第一弾のCBX400Fは82年7月発売。ハーフカウルのほか、方向指示器キャンセル機構の標準装備もアピールポイントとした。価格は標準のCBX400F(ツートーン色48万5000円、単色47万円)に対し、6万円ほど高い54万9000円。カウル本体は耐衝撃性に優れたABS樹脂、スクリーンには高級素材のポリカーボネートを採用。なおカウル登場当初の各車は、ホンダ車に限らずスクリーン周囲に、安全面への配慮から縁ゴムなどのモールを装着する機種がほとんどだった。
その後、数を増やしていったカウル付きのインテグラ群。以下、登場順に写真紹介。CB750Fインテグラ(82年8月)。
国内販売車ではカウル付きしか用意されなかったCBX550Fインテグラ(82年9月)。
VT250Fインテグラ(83年6月)。
異例の原付二種モデルMBX80インテグラ(83年6月)。
VF400Fインテグラ(84年1月)。
インテグラの名称ではないものの、異色のカウル付きモデルとして記憶に留めておきたいのが、50ccの「スポーツスクーター」ビート(83年12月発売)。スクーターで世界初の水冷2サイクルエンジン搭載(最高出力7.2ps)をアピールし、半透明のカウリング内に装備したデュアルハロゲンヘッドライトもインパクト絶大。価格は15万9000円。言わずもがな、インテグラと同様、ビートも四輪で認知されている車名だろう。
ホンダ・インテグラが全盛の中、VF750F(82年12月発売)は例外的にカウル付きながら、非インテグラの名称だった。理由は、最初から派生モデルではなくカウル標準装備のみでリリースされたためだろう。なお余談だが、カウル付きモデルが国内で全盛となった80年代後半以降、カワサキ・ゼファーを代表とするカウル無しモデルを「ネイキッド」という呼称が一般化していった。
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