手入れ後は当然!走って確認でしょう……サーキットへGO! 90年代隠れ名車「カワサキZZR600」リフレッシュ計画【第16話】

■フロントのリザーバータンクキャップを電動工具で平滑化。この状態からさらに600番で研磨。
■これらシルバー系の部品をブラック基調に。旧知プロの塗装に期待が高まる。
■ダイヤモンドコート、レーシング1000で知られる西村コート グリズリー。東北自動車道の下り線では蓮田スマートインターから出て県道162号をしばらく南下すると近い。
■西村コート グリズリーの工房入り口。野外には強力な塗装を施されたZ1?のフレームの塗膜に高度な耐候性を見ることができる。
■塗装を終えた、タンデムステップブラケットとタンデムステップ。7分艶の仕上がりは上品で高級感が漂う。足を乗せたくない!?
■ブラケットももちろんだけど、ステップの艶が作業前の経年劣化が嘘のよう。
■かつてはオークションで入手したZZR400用純正グラブレール。後部を湾曲状に削って磨き込んだものがこの光沢に変貌。トップケース脱着時の接触にもある程度大丈夫そう。
■この艶、出張で掃除を物臭していた外装とシートの埃が非常に目立ってしまう。
■こちらは艶消しのレーシング1000/ブラックで仕上げられたマスターシリンダーのリザーバータンクカバー。切削の跡は消滅、この反射率の少なさこそが逆光時の希望だった。
■ノーマルっぽくて、ノーマルではない「スペシャル」。こうした地味なカスタムはCB750Fourでも各部で楽しんでいたもので案外飽きない。耐油性も強力。
■1号機では筑波で開催されたHuge & Tinyというバトルロイヤル的レースに参戦したが、2号機は梨本塾の走行会でリフレッシュと手直しを続けた成果を試す。テーピングこそしてあるが、スタンドもミラーも付いた、ほとんどストック状態での参加。
■出だしの走行枠1回目。モーターサイクリスト太田編集長から車載撮ってみてとの言葉をいただいていたので、GoProをタンク上に吸盤で取り付け。脱落厳禁なのでガムテで厳重に貼り付けておいた。古めのタイヤが最初はまぁよく滑ってくれて、少し寝かし込むと危うい。
■参加の皆さんの様子は……。近代マシンで、250もいるがスーパースポーツとモタードがほとんど。常連のライダーも多く、上位陣はライン取りもスムーズでとても速い。
■2回目の走行枠。徐々にバンク角を深くしていくが、左コーナーが1箇所しかなく、タイヤも温まりにくい。そこでのフロントの滑りにビビりながら走り方を試行錯誤。まだレコードラインにうまく乗せられず、ダメだな~と自己嫌悪しながらの走行。
■午後の4枠目で、K-RUN-GP=模擬レースの開始。梨本圭氏の振り下ろす日の丸がスタートの合図だ。これは上位クラスのスタートシーンで、スタート直後からラインに沿ってGPさながら1列になって周回が始まる。抜きどころが難しいコース。
■ここなんですよ、今回の悩みどころ。右コーナーがほとんどのトミンでもセンタースタンドが接地する。路面の高い位置をタイヤが通って次に低い位置に行くギャップは、ここが強く接地したままだと後輪が浮いてクラッシュ確率が上がる。接地させずに頑張らねば。
■Dクラスのスタート順は、こんな感じ。タイヤのサイドがだいぶ皮むきできたようなので、この回はもう少し思い切ってみようと考えた。コケて艶々タンクが破損したら?という心配は、ほとんど忘れかけて……。
■スタート1周目。先頭GSXR1000から少し離れて、#65の私、#62のCBR600RR、#63のMH900eと続く。半クラでアクセル全開、フロントが浮きかかったところかな?
■最終ラップでレコードライン付近から1コーナーに入るところ。加速にものを言わせてダッシュ→一気にイン側に突っ込みを試みるZX10Rが強烈にブレーキングしていたらしいのがリヤタイヤの浮き具合で分かる。この直後、ZX10Rは私のすぐ後ろにいたCBR600RRと接触仕掛けたらしい。危ないアブナイ……。
■逃げ切り、2位でゴール。先頭GSXR1000はこのときには1コーナーに入っており画面外。バックマーカーさんを挟んで、ZX10RとCBR600RR、MH900eと続いてゴールしたが、インシデントのペナルティで10Rは順位降格となりCBR600RR関坂さんが3位に。ともかく誰も転倒はなく、私も車体(タンクもブラック部品も)が無事でホッとできた。
■終わってみればタイヤはこんな感じ。申請時にWebで見て、てっきりT32と思い込んでいたら旧T31と判明したのがこの時。自分の記憶のいい加減さに呆れた。
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