強靱で軽量な素材として知られるカーボン。立体的な成形に向く綾(あや)織りカーボンは細かな縞しま模様が特徴だが、模様の細かさは1束当たりの炭素繊維の本数で決まる。一般的な3K(3000本/束)の綾織りカーボンを採用するのがWINS(ウインズ)の「A-フォースRR」だ。
これに対し「A-フォースRR 12K」は、1束当たり1万2000本の炭素繊維を用いる12Kカーボンを採用した新製品。マス目模様は、樹脂が浸透しやすく強度を上げやすい開繊(かいせん)という織り方の特徴だ。
どちらも樹脂を浸透させたプリプレグ繊維シートを用い、シェル内側からは加圧、外側から減圧する「プリプレグ インナープレッシャー 真空引きエアーバッグ製法」によって高強度と高耐久性を実現。MFJの公認を取得する高い保護性能は、このドライカーボンシェルと独自製法のたまものだ。
レース対応モデルなので余計な装備を持たないこともあるが、手に取ると軽さに驚かされる。この軽さは優れた空力性能とともに、疲労軽減効果をもたらす。
レーシングポジションに対応するシールドは微開放を含めた4段階に開閉可能。独自の防曇シート「フォグウイン」や超撥水シート「リペルテック ワイド」も装着できる。内装はフィット感がよくスピーカーホールも備わるので、ツーリングでも使ってみてほしい。
A-FORCE RR
価格:6万4900円
サイズ:XXS〜XL
規格:MFJ、SG、PSC

A-FORCE RR 12K
価格:7万5900円
サイズ:XXS〜XL
規格:MFJ、SG、PSC

従来比3倍の吸入量を実現
トップベンチレーションは開き具合を全閉含めて4段階調節でき、その左右にも開閉可能なサイドベンチを装備。マウスベンチレーションは回転ルーバーによる開閉式で、外気の導入方向をシールド側と口元に切り替えるスイッチを内側に備える。吸入量は「A-フォース RS」の3倍だ。



ダウンフォースが得られる本格エアロ
風洞実験の結果を基にしたエアロフォルムが特徴。後頭部のスポイラーはダウンフォースが得られるだけでなく、背面に発生する乱流を抑える形状だ。あご下の走行風を整える写真のチンスポイラーに加え、別売りのチンカーテンも装着できる。


カーボンの柄は好みで選んでOK!
両者の模様の違いは炭素繊維の編み方などによるもので性能差はなし。12Kモデルの方が1万1000円高いが、12Kにのみ、衝撃吸収ライナーの頭頂部に取り付けて通気性や速乾性を高めるハニカムパッド「3Dエアーテック」が付属する。



文:編集部 写真:小見哲彦、ウインズジャパン


























