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若手お笑いコンビ「キイロイゾウサン」がバイクで日本一周する理由とは?
2021年3月18日、若手お笑いコンビ「キイロイゾウサン」が、ハーレーダビットソン XL1200Xフォーティーエイトに乗って日本全国をめぐるツーリングに出発しました。
「キイロイゾウサン」とは2017年にクロギ(黒木雄介)さんとSIZUKU(川原礼楓)さんの2名で結成された芸人コンビで、2018年のM-1グランプリでは3回戦出場を果たしたものの、2020年のM-1では初戦敗退と辛酸をなめる結果となりました。

クロギさんは1997年4月生まれの23歳、SIZUKUさんは1998年9月生まれの22歳。若手芸人の収入源といえば主に各地で行われるライブですが、新型コロナウィルスの影響で多くのライブが中止となり、オーディション等も多くが延期されました。そんな中、2人は起死回生の手段としてユーチューブチャンネルを開設。
開設から丸1年となる2021年7月1日までにチャンネル登録者数が1万人に届かなければ、コンビを解散するという縛り付きの挑戦です。
開設当初はいわゆる「やってみた」系の動画を投稿していた2人ですが、SIZUKUさんが好きだったというバイクを動画の中で話題にしたところ、再生数が伸び、それを機にバイク好き芸人としての道を歩み始める事になったのです。

SIZUKUさんは2020年11月に二輪免許を取得した後、2021年2月には初めての愛車となるハーレーダビットソン XL1200Xを購入。お値段は約250万円で、なんと120回払いでの購入したとのことです。相方のクロギさんも3月に二輪免許を取得。クロギさんは撮影のためにクルマでSIZUKUさんに並走するほか、レンタルバイクなどを活用し、自分でライディングを楽しむこともあるそうです。
九州地方で登録者数100人を達成、海を渡って沖縄県へ

訪問する各都道府県ごとにチャンネル登録者数が100人を超えなければ次の都道府県へ進めないというルールを設けて日本一周をしている「キイロイゾウサン」。コンビ2人の共通の出身地である宮崎県を出発し、これまで山口県、熊本県、長崎県、佐賀県で順調に登録者数100人を達成。2021年3月末にはついにフェリーで海を超え、舞台は沖縄県へ移りました。

沖縄では現地で出会った人とともにBBQを楽しんだり、自家用小型船舶に乗せてもらったり、水道の蛇口からでてくる沖縄名産の柑橘系果物シークヮーサージュース(なんと無料なのだとか!)を味わったりと、島人気分を満喫していた「キイロイゾウサン」の2人ですが、観光の帰り道に悲劇が起こります。

免許取りたてのクロギさん、沖縄で転倒!
シークヮサージュースを飲んだ帰り道、二輪免許を取得してまだ1ヶ月のクロギさんが、不注意から転倒してしまったのです。
転倒当時の走行速度は30km/hも出ていなかったとのことで、幸い大怪我をするような大事には至らなかったのですが、バイクのタンクは大きく凹み、乗っていたクロギさんは足等を擦りむいてしまいました。
宿泊している部屋に戻り「痛い!痛い!」と訴えるクロギさんに「コンビニで売っていた一番大きい絆創膏、これ」と絆創膏を差し出し、相方に代わってクロギさんが乗っていたレンタルバイクのお店に電話をして状況を伝えるSIZUKUさん。コンビ愛が感じられます。
コメント欄では「大丈夫!?」と心配する声のほか「立ちごけは初心者ライダーの洗礼」と受け止める声が挙がっていました。
転倒を乗り越え再び本州へ、キイロイゾウサンの日本一周は続く
転倒などのトラブルに見舞われつつも5日間ほど沖縄を楽しんだキイロイゾウさんは、4月2日のフェリーで本州へと戻ります。この後は鹿児島県や山口県を回り、7月1日より前にはゴール地点となる東京への帰着を目指します。
レポート●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●キイロイゾウサン