ニューモデル

ロード走行に重点を置いたアドベンチャーモデル「トライアンフ・タイガー850スポーツ」が2021年2月発売

トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは、新型並列3気筒エンジンを搭載した「Tiger850Sport」を2021年2月に発売する。

タイガー850スポーツは最新世代のTigerプラットフォームにて開発され、タイガーシリーズらしいダイナミックなシルエットと俊敏なハンドリングを持っているアドベンチャーモデル。
エンジンは専用のTiger 850 3気筒を搭載。また同車に専用となるテイラーメイドのハイスペック装備とトライアンフのテクノロジーにより、これまでにない扱いやすさと乗りやすさを実現している。

価格は139万円(税込)。
11月18日より、全国のトライアンフ正規販売店にて予約の受け付けを開始している。

Tプレーンクランクを採用した専用エンジンを搭載

新型タイガー850スポーツは最高出力は85馬力/8500回転、最大トルクは82Nm/6500回転を発揮する専用開発エンジンを搭載。
同エンジン最大の特長は、新型タイガー900と同様にTプレーンクランクを採用している点だろう。
Tプレーンクランクとはクランクピンが1〜2気筒間で90度、2〜3気筒間で90度、1〜3気筒間は180度の角度が付けられているクランクシャフトのこと。横方向から見たときに、クランクピンの位置が「T」型になる事からTプレーンクランクと名付けられたという。
点火順序は1-3-2の不等間隔爆発となっており、全回転域においてレスポンスの良い出力と豊かなトルクを実現。ツーリング時だけでなく、通勤や通学などの日常域でも使いやすいオールラウンドなエンジンとなっている。

使いやすさ向上のためハイスペックな装備を追求

エンジンだけでなく、その他の装備もハイスペックを追求している。

フロントブレーキはブレンボ製の新型キャリパー「Stylema」を装備。フロントディスク径はφ320mmで、当然のことながらABSも標準で搭載している。

またフロントサスペンションはマルゾッキ製のφ45mm倒立フォーク、リヤサスペンションにはガス加圧式モノショックが組み合わされており、優れたブレーキレスポンスと確かな路面追従性を誇っている。

インフォメーション性に優れたカラーディスプレイ

車体の各種インフォメーションを表示するディスプレイも力が入れられている。天候や日光の影響に左右されない、優れた視認性を持つ高コントラスト5インチのTFTカラーディスプレイを搭載。表示方法はライダーが情報を読み取る際に明確かつ直感的に理解できるよう工夫が凝らされている。

また、ヘッドライトやテールライト、ウインカーなどの各種インジケーターはすべてLED仕様。メンテナンスフリーであるだけでなく夜間の視認性や他車からの被視認性に優れており、アクティブ/パッシブ両面での安全性を高めている。

カラーラインアップは2種類

カラーリングはグラファイト/ディアブロレッドとグラファイト/カスビアンブルーの2種類をラインアップ。
いずれも、現代的なグラフィックスキームが組み込まれている。

グラファイト/ディアブロレッド
グラファイト/カスビアンブルー

トライアンフ・Tiger 850 Sport主要諸元

【エンジン・性能】
種類:水冷並列3気筒DOHC12バルブ ボア×ストローク:78.0mm×61.9mm 圧縮比:11.27 総排気量:887cc 最高出力:63kW(85ps)/8500rpm 最大トルク:82Nm/6500rpm 燃料タンク容量:20L 変速機:6速リターン

【寸法・重量】
全長:2250 全幅:830 全高:1410-1460 ホイールベース:1555 シート高:810-830(各mm) 装備重量:216kg タイヤサイズ:F100/90-19 R150/70R18

【カラー】
グラファイト/ディアブロレッド
グラファイト/カスビアンブルー

【燃料消費率】
55.4mpg(約19.6km/L)

問い合わせ先

トライアンフコール
TEL:03-6809-5233
https://www.triumphmotorcycles.jp

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