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アグレッシブなブラック基調のデザインをまとった「Nera」

ドゥカティジャパンは2026年5月14日、単気筒のストリートモタードモデルの特別仕様「Hypermotard 698 Mono Nera(ハイパーモタード 698 モノ・ネラ)」を発表した。本モデルの登場により、ドゥカティの単気筒ラインアップはさらに充実することになる。

同車に名付けられた「Nera」とは、イタリア語で「黒」の意味で、その名の通り「スリリングブラック」の専用カラーを身に纏っている。車体全体を支配する大胆なブラックが、モダンかつハイパフォーマンスな印象を際立たせる一方で、フレームとホイールには鮮烈なドゥカティ・レッドが配された。この強いコントラストが、パワーとパフォーマンスというハイパーモタードの本質を視覚的に強調している。
さらに、リヤセクションの存在感を高めているのが、認証取得済みのテルミニョーニ製スチールサイレンサーの標準装備だ。ブラック仕上げにレッドのディテールを施したこのパーツは、専用カラーと完璧な調和を見せ、力強く荒々しい美しさを演出している。

単気筒の常識を覆す「スーパークアドロ・モノ」エンジン採用のハイパーモタード・モノ

なお、ハイパーモタード698モノのパワーユニットには、市販単気筒エンジンとして世界最高峰の性能を誇るスーパークアドロ・モノエンジンが搭載。このエンジンは伝説的な「1299パニガーレ」のLツインエンジンをベースに開発されており、以下の最高峰の技術が惜しみなく投入されている。
●116mm径の大径ピストンの採用。
●チタン製吸気バルブおよびスチール製排気バルブの装備。
●MotoGPでも実績のあるデスモドロミック・バルブ機構の継承。
これらの技術により、最高出力は77.5psに達し、最高回転数はカテゴリーのベンチマークとなる1万250rpmを発揮。

そしてハイパーモタード698モノシリーズは、走る歓びを最大化するために設計され、燃料を除いた装備重量はわずか151kg。これは可変断面・可変肉厚のトレリスフレームや、アルミニウム製フランジを備えた軽量鋳造ホイールの採用によって実現された。

また、パニガーレV4のシステムを最適化した、カテゴリー随一の電子制御パッケージも大きな魅力だ。
●ドゥカティ・クイックシフト(DQS)アップ/ダウンを標準装備。
●ドリフト走行を制御可能にするスライド・バイ・ブレーキ機能付きコーナリングABS。
●トラクション・コントロール、ウィリー・コントロール、エンジンブレーキ・コントロールを搭載。
さらには、サーキット専用のテルミニョーニ製エキゾーストを装着した際に有効化される「ウィリー・アシスト」機能も特徴のひとつ。エンジントルクを緻密に制御することで、ライダーは長時間のウィリーをより容易に、かつ安全に維持することが可能となる。
都会のストリートからサーキットランまで、あらゆるシーンを楽しむために生まれたハイパーモタード698モノ・ネラは、視覚的にも単なるバイクの枠を超え、エキサイティングなライディング体験を約束するモデルとなるだろう。同車のカラーの名称はスリリングブラックで、価格は標準仕様から5万5000円高の189万5000円。

ハイパーモタード698モノ・ネラ主要諸元
■エンジン 水冷4ストローク単気筒デスモドロミックDOHC4バルブ ボア・ストローク116×62.4mm 排気量659cc 圧縮比13.1 燃料供給装置:電子制御燃料噴射 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル
■性能 最高出力77.5ps(57kW)/9750rpm 最大トルク63Nm(6.4kgm)/8000rpm 燃費20.8km/L(WMTC値)
■変速機 6段リターン 変速比1速2.769 2速2.059 3速1.600 4速1.318 5速1.143 6速1.040 一次減速比1.968 二次減速比2.800
■寸法・重量 全長── 全幅── 全高── 軸距1443 シート高864(各mm) キャスター26.1° トレール108mm タイヤサイズF120/70ZR17 R160/60ZR17 車重151kg(燃料除く)
■容量 燃料タンク12L オイル──
■車体色 スリリングブラック
■価格 189万5000円

まとめ●モーサイ編集部 写真●ドゥカティジャパン



































