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月間バイク雑誌「Motorcyclist」のメインテスター、梨本 圭が最新スポーツ車の徹底テストを行う人気連載「THE EDGE.」。2026年3月号では、KTM 390 SMC Rの試乗記を掲載している。その誌面から、プロカメラマン撮影のシリアスな雰囲気漂うイメージフォトと、車両概要解説をお届けしよう。
BEHAVE SOMEWHERE ELSE
390 SMC Rは、2024年のEICMA(ミラノショー)で公開されたスーパーモトモデルである。最高出力45馬力を発揮する398.7cc単気筒「LC4c」エンジンやスチール製トレリスフレームなど、同社のネイキッドモデル、390デュークをベースとして構成されている。

EICMA2024では、390 SMC Rと同じプラットフォームでオフロード向けの足周りを採用した390エンデューロRも公開された。なお、同ショーではスズキがスーパーモトモデルのDR-Z4SMとデュアルパーパスモデルのDR-Z4Sを公開しており、KTMの2車とこれらにライバル関係を見出すユーザーも見られた。

日本では390 SMC Rが25年8月に、390エンデューロRは25年9月に発売となり、価格は両モデルともに85万9000円と設定された。ここでも、25年10月に119万9000円で発売されたDR-Z4SM/Sとの比較が話題となった。


390 SMC Rはトラベル量230mmで43mm径の倒立式フロントフォークと、同じくトラベル量230mmのリヤモノショックを採用している。どちらもWP製で、フロントフォークは伸圧減衰力、リヤショックはプリロードと伸側減衰力の調整が可能となっている。


ホイールはワイヤースポークタイプでリムはアルミ製。タイヤはチューブ入りだ。ブレーキは、フロントはシングルで320mm径ディスクとバイブレ製ラジアルマウントキャリパーを、リヤは240mm径ディスクとバイブレ製キャリパーを装備し、ABSはリヤ側のキャンセルが可能となっている。


電子制御設定により「ストリート」と「スポーツ」という2種類のライディングモードを切り替え可能で、スロットルレスポンスやトラクションコントロール介入度が変化。オプションでシフトアップ・ダウン双方向対応のクイックシフターを装備することもできる。


4.2インチTFTディスプレイはスマートフォン連携機能付きで、ディスプレイの右側にはスマートフォンの充電に便利なUSBポートも装備。燃料タンク容量は約9Lで、燃料はハイオク指定だ。

2026年3月号の「THE EDGE.」では、この390 SMC Rの前後タイヤを優れたハイグリップ銘柄として定評ある「ピレリ ディアブロ スーパーコルサV4 SC1」に換装し、タイムアタックを実施。その結果は、本誌で確かめてみてほしい。

モーターサイクリスト2026年3月号は、2026年1月30日発売となっている。
report:モーターサイクリスト編集部 photo:水谷たかひと
取材協力:ピレリジャパン www.pirelli.co.jp
KTM 390 SMC R 主要諸元
【エンジン・性能】種類:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ ボア×ストローク:89×64mm 総排気量:398.7cm3 圧縮比:12.59 最高出力:33kW<45ps>/8,500rpm 最大トルク:39Nm<4.0kgf・m>/7,000rpm 燃料タンク容量:約9L WMTCモード燃料消費率:―― 【諸装置】変速機:6段リターン 変速比(1速~):2.667/1.857/1.421/1.143/0.957/0.84 減速比(1次/2次):2.606/3.071 【寸法mm・重量kg ※は車検証上の値】全長:2,200(※) 全幅:830(※) 全高:1,150(※) ホイールベース:1,453 シート高:860 車両重量(燃料除く):154 キャスター/トレール:26.9°/―― タイヤサイズ:(F)110/70R17 (R)150/60R17 【カラー】オレンジ 【価格】85万9000円
KTM TEL:03-3527-8885 https://www.ktm.com/ja-jp.html



































