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デスクの上でバイクを「飼える」アプリに癒やされる エサも食べるしフンもするよ!

イラストや写真を立体ARキャラクター化できるアプリ「らくがきAR」ならバイクだって「飼える」

「愛車」という言葉があるように、自分のバイクには深い愛着がわくものです。しかし、やっぱりバイクは無機物。

犬や猫などのペットのように、自分の意志で動いたり、オーナーになついたり、餌を食べたりはしてくれないのがちょっと寂しいですね。

そこで本記事では、スマホにダウンローでできるアプリを活用して、愛車に命を吹き込むことに挑戦してみました!

使うのは「らくがきAR」というアプリ。本来の用途は、自分で描いたイラストを撮影し、AR(拡張現実。実際の景色、地形に、コンピュータを使って情報を加える技術)キャラクター化したものを自分のデスクの上など、現実の風景中でまるで生きているかのように動かして遊ぶというもの。

「らくがきAR」のスタート画面。イラストを確実にアプリに認識させるためには、アウトラインをくっきりと書くことが重要のようです。

アイパッドやアイフォンのユーザーであれば、アップルストアから120円でダウンロードして遊ぶことができます。

有料アプリということでダウンロードを迷ったのですが、実際に入手してみると自販機で缶コーヒーを購入するよりも満足感の高い使い道でした!!

まずは「らくがきAR」を基本の使い方で遊んでみる

リアルな愛車に命を吹き込む前に、まずは基本となる「イラストのARキャラクター化」に挑戦してみましょう。用意したのは、自作したバイクのイラスト。画力は……見逃してください。

コピー用紙に描いたバイクらしきもののイラスト。

アプリを開いた状態のアイフォンをイラストにかざすと、イラストの周りに赤い枠が表示されます。この状態で画面下に出ている「スキャン」ボタンを押すことで、イラストが切り取られ、自動でARキャラクター化する仕組みです。

切り取れるイラストをアプリが認識すると、赤い枠が表示されます。

スキャンに成功すると、イラストが浮き上がり始めます。

ボディをよじらせ、一生懸命に現実世界へ出てこようとしている(ように見える)イラストのバイク。

浮き上がったイラストは、ポップな星マークの演出とともにARキャラクターに変換されてポーンと飛び出してきました。

イラストの縁はダンボール紙のような見た目に自動で変換されます。

ARキャラクター化したバイクに餌付け

無事ARキャラクター化に成功して筆者のデスクの上を走り始めたイラストのバイク(以下バイク君)。

ARキャラクターを生み出したあと、画面をタップするとタップした場所に「エサ」をドロップすることができます。「エサ」は画像のサカナの他、リンゴ、バナナ、ニンジンなどがランダムで出てきます。

エサを出すと、ARキャラクターが近寄ってきます。

バイク君の場合、前輪部分が「前足」として認識されているらしく、前輪をバタバタさせて四足動物のような走り方をします。本物のバイクのようにスーっと前進するのではないところがまたカワイイ。

あげた「エサ」はARキャラクターが食べると1口づつ減っていきます。サカナの「エサ」の場合、完食後には骨が残るのがリアル。ちなみにリンゴの「エサ」の場合には芯が残ります。

ARキャラクターが食べた後のサカナの「エサ」。

ARキャラクターは自由に動き回りますが、タイミングを合わせて手を差し出せば「手乗りバイク」の写真を撮影することも可能!

1つのイラストから大量のARキャラクターを生み出すこともできる

1つのイラストを繰り返しスキャンして、同じARキャラクターを無限に生み出せます。仲間がたくさんいると、動きがゆっくりのヤツやよく転ぶヤツなど、個性があるようみえます。

いよいよ写真をARキャラクター化!!

イラストから生まれたバイク君と存分に戯れてアプリの使い方に慣れたところで、本命のリアルな愛車のARキャラクター化に挑戦してみましょう!!

なるべく背景がシンプルな愛車の写真をスマホのカメラロールから発見。この写真をカラー印刷して使います。

筆者の愛車、ホンダ・VTR250。カラーオーダープラン限定の黄×白のカラーリングがチャームポイント。この写真をカラー印刷して「らくがきAR」アプリでスキャンする。

結果、生み出されたのが以下の写真のARキャラクター。背景までキャラクターの一部として認識されてしまい、うまくバイクの形になりませんでした。

左端に残った背景のフチを触覚のように動かし、うねうねと前進する様子は少し不気味……。とりあえずリンゴの「エサ」を与えてみると、テールの部分で食べていました。そっちが頭部なのね。

背景の一部まで一緒に切り取られてしまったARキャラクター。なにか変……。

やっぱり、背景が単色でないとうまく行かないようです。工夫して再チャレンジしてみます!!

「らくがきAR」では写真もARキャラクター化できる!!

印刷した写真をバイクの形に沿って切り抜き、フチをマジックペンでなぞって強調した後、白い紙の上に置きます。この作業の所要時間は5分くらいでした。

これでうまくスキャンできるかな?

写真からバイクの部分だけを切り抜いて白紙の上に置いた。

結果は成功。ARキャラクター化した愛車がデスクの上に飛び出してきました。感動するなぁ〜。

おおっ!! 生まれた!!

デスクの上で、心ゆくまでVTRとたわむれる

ARキャラクター化された愛車(以下VTR君)と机の上で遊びます。

「らくがきAR」アプリの画面上でARキャラクターをつつくとキャラクターが転んでしまいますが、その後バタバタと動いて自力で起き上がります。

か、かわいい……。ミラーが「耳」として認識されているらしく、走る際にピコピコと動くんですよ。もうメロメロ。

VTR君にもたくさん「エサ」を与えました。

「らくがきAR」では机の上にある高低差も認識するようで、愛車君は筆者の取材用カメラの上によく登っていました。

20分ほど熱中していたでしょうか……。たくさんのエサをあげていると、カメラの上のVTR君がポンッとピンク色の何かを生み出しました。

ん? これは、まさかフン……?!

愛車君が筆者のカメラの上で生み出したピンク色のなにか。

よくよく見てみるとやっぱりフンでした。排泄までするなんて、これはもはや生きたペットも同然!!

スゴい! フンを見てこんなに興奮したのは生まれてはじめて。

このアプリ、時間泥棒です。アっという間に1時間が経過していました。

ガレージや公道など、基本的に屋外でしか一緒に過ごすことのできないバイクですが、「らくがきAR」アプリがあればデスクの上やベットの中でもたわむれることができます。バイクへの愛着が更に加速すること間違いなし!!

もちろん同様のやり方をすれば、クルマや自転車も「らくがきAR」でのARキャラクター化が可能。秋の夜長に愛車との新しい遊び方を試してみるのもいいかもしれませんね。

レポート&写真●モーサイ編集部 中牟田歩実

アプリ詳細

名称:らくがきAR(らくがきエーアール)
配信開始日時:2020年7月29日〜
価格:120円
対応機種:iOS12.0以上、iPhone、iPad
ダウンロード方法:App Store (iOS) ※2020年9月30日現在Androidには対応なし。
ダウンロードURL:https://rakugaki-ar.com/app/

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