目次
日本モータースポーツ黎明期の重要スポット「雁の巣」で開催
2024年11月3日(日)、福岡県福岡市の雁の巣レクリエーションセンターにて、GANNOSU GTAの主催でミーティングイベント「雁の巣グランドリバイバル2024」が開催される。
内容としては、かつて雁の巣で繰り広げられたレースに参戦した車両と同型同車種で1965年までに生産されたモデルが集うというものとなっており、「エントリー車両の自慢大会」として参加車両の徹底紹介も行われる予定だ。
また、伝説のコース跡を巡る冒険ツアーや、伝説のヨシムラライダー達によるトークショーといった催しも用意されており、まさに「雁の巣」ならではのイベントとなっている。
……と、ここまでイベント内容を紹介したが、雁の巣と日本モータースポーツの関係について耳にしたことのない読者のために補足を入れておこう。
かつて福岡県糟屋郡和白町(現在の福岡市東区)雁ノ巣にあった福岡第一飛行場、通称「雁の巣飛行場」は、1962年に「第5回全日本モーターサイクルクラブマンレース」が開催されるなど、モータースポーツ黎明期における重要な場所のひとつだ。伝説のチューナーである「POP」こと吉村秀雄氏もこの地で活躍しており、雁の巣で育ったヨシムラライダーたちは、今も続く「鈴鹿8耐」の前身と言える1964年開催の「鈴鹿18時間耐久レース」で優勝を達成する偉業を成し遂げている。
そういった歴史があることを後世に伝えるために、雁の巣商工会など地元団体が折に触れてイベントを開催しており、今回の雁の巣グランドリバイバル2024もその一環なのである。
家族でのお出かけにもオススメ
なお、雁の巣グランドリバイバル2024は「ガンレク!フェスタ2024」の中の一つのイベントとして開催される。「ガンレク!フェスタ2024」は11月2日(土)・3日(日)の2日間開催され、スタンプラリー&ガラポン抽選会や、スポーツ体験教室、ステージイベント、クラフト教室、フードマーケットなどを展開。家族連れでも楽しめるイベントとなっている。近隣にお住みの方はこの週末、ぜひ訪れてみてほしい。
report●林 康平