世界初! 電子制御過給器付き新型V3エンジン搭載車なのだ!!

ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、電子制御過給機付きV型3気筒エンジンなるものを搭載したプロトタイプモデル「V3R 900 E-Compressor Prototype(ブイスリーアール ナインハンドレッド イー コンプレッサー プロトタイプ)」を、イタリア・ミラノで開催されているEICMA2025(ミラノショー、プレスデー:11月4日~5日、一般公開:11月6日~9日)にて初公開した。
長い車名を持つ「V3R 900 E-Compressor Prototype」は、ホンダが2030年ビジョンで掲げる「自由で楽しい移動の喜びの提供」を実現すべく、ユーザーの期待を超える魅力的な商品をお届けすることを目標に掲げ、今までにない独自の技術で新たな価値を提案するモデルとして開発が進められたもののひとつ。




開発コンセプトは「Non-Rail ROLLER COASTER(ノンレール ローラー コースター)」とのことで、最新の技術とホンダが長年蓄積してきた二輪車開発のノウハウを結集し「約束された高揚感」と「卓越した安心感」という異なる二面性を併せ持つモデルを目指したのだという。
エンジンは、昨年のEICMA2024で世界初公開となった水冷75度Ⅴ型3気筒エンジンをそのままに、排気量を900ccとし、スリム&コンパクトを追求。二輪車として世界初の電子制御過給機の採用により、エンジンへの過給を任意にコントロールすることで、低回転からハイレスポンスなトルクを実現。これにより900ccの排気量でありながら1200cc相当のパフォーマンスを実現し、環境性能にも貢献する仕様を目標にしている。


さらに、未来的でありながら、どことなく市販完成車の雰囲気も漂わせるボディには、左右非対称のサイドカウルを持ち、タンクのエンブレムには、2026年以降最上位モデルに順次採用を予定している、新デザインの「Honda Flagship WING(ホンダ フラッグシップ ウィング)」を採用。
詳細なスペックやメカニズムの中身などは公開されていないが、ホンダはこのV3R 900 E-Compressor Prototypeを、チャレンジし続けるホンダの新たなマイルストーンとし、これまでにない二輪車を操る楽しさ、感動、所有する喜びをユーザーに体感してもらうことを目指し、量産に向けて、引き続き開発を継続していくという。

まとめ●モーサイ編集部 写真●ホンダ










































