水冷並列ツインGSX-8シリーズのネオレトロ版ストリートバイク、2機種が登場!


7月4日欧州のスズキサイトで、新型「GSX-8T」、新型「GSX-8TT」の2モデルが公開された。この新型2機種は、スズキの過去の名車の個性的で魅力的な要素と現代的なデザインを融合させつつ、最新の技術やエンジン、車体を採用したネオレトロのストリートバイクだという。
スズキの過去のモデルで採用されていたクラシカルで特徴的なフラットボトムの(馬蹄型)ライトに着想を得たという丸形ヘッドライトや、ハンドルバーエンドミラーを採用し、レトロを感じさせながらモダンな外観に仕上げられている。
パワーユニットとシャシーは、GSX-8S/Rで採用され高い評価を得ている776ccのコンパクトな並列2気筒エンジンと高剛性なスチールフレームに、軽量なアルミスイングアームを組み合わせることで機敏性や快適性を高めている。
そのほか、スズキドライブモードセレクター(SDMS)や電子制御スロットル、双方向クイックシフトなど、ライダーをアシストする電子制御システム「S.I.R.S.」や、軽量、コンパクトで信頼性が高く、低温時でも高い始動性を維持するELIIY Power製のリチウムイオンバッテリーを採用することで、幅広いユーザーが安心してスポーツライディングを楽しめるバイクをねらったパッケージとなっている。



なお「GSX-8T」は1960年代の高性能ネイキッドバイクでTitanの愛称で知られる2サイクルモデル、T500を彷彿とさせるデザインに仕上げられ、車体後方をマットブラックにすることでタンクを際立たせるカラーリングを採用。勝負球を意味するビリヤードのエイトボールをイメージした立体エンブレムを、シュラウドに配置したレトロかつモダンなデザインとしている。
欧州サイトによると、GSX‐8Tのカラーリングは「メタリックマットスチールグリーン」「キャンディバーントゴールド」「メタリックマットブラック」の3色。
一方「GSX-8TT」は、過去の名車を想起させるヘッドライトカウル、アンダーカウルを採用し、1970年代のロードレーサーをイメージしたデザインとしている。車体色は、ブラックのフロントフォークやシュラウド、グレーのシートレールなどを採用し上質で落ち着いた配色とすることで、ホイールやデカールのスポーティーなアクセントを際立たせたカラーリングとしている。車名の「TT」は、クラシックバイクを現代によみがえらせるという意味を込め、ベースモデルの「GSX-8T」と「Timeless」を掛け合わせたネーミングだという。
タンクサイドに2本のアクセントラインが入るGSX-8TTのカラーリングは、「グラススパークルブラック」「パールマットシャドウグリーン」の2色。


価格や発売日の詳細はまだ発表されていないが、いずれのモデルも2025年夏ごろより欧州、北米市場向けに展開され、その後間もなく日本市場へも投入されるはずだ。
まとめ●モーサイ編集部 写真●スズキ
※7/18:GSX-8Tおよび8TTに採用されたハンドルバーエンドミラーを紹介した部分の文章を一部変更しました。




























































