お役立ちノウハウ

国産150cc〜250ccスクーター「気軽に乗れそうだし足着きいいでしょ」とは限らない!? 身長159cmの女性ライダーが8車を検証

数値上のシート高と体感シート高に一番開きがある車両タイプ、それがスクーター

バイクにまたがった際にどの程度足が地面に届くか=足着き性をバイク選びにおける大きな指標の1つとする人も少なくないのではないでしょうか。

足が着かないからといって乗れないことはないけれど、しっかりと足が着くバイクを選べば、停車時はもちろん、Uターンなどの低速走行時の安心感がガラリと変わります!

当記事では、収納タップリで日常の足にも使える上に高速にも乗れるから遠出も楽ちん、さらに車検もないから維持費も安いという、いたれりつくせりなクラス、150〜250ccの国産スクーターの足着き性を159cmの小柄な女性ライダーが実際にまたがってチェック!

スクーターって気軽に乗れるイメージがありますが、シート下収納の充実のために座面の幅が広くなっていて、開脚幅を取られることで意外と足が着かなかったりするんです……。
スペック上のシート高数値と実際に体感するシート高に一番開きがある車両タイプかも。実際の足着き性のイメージを写真で確認してみてください!

ホンダ ADV150 シートは高めの795mmながら考え抜かれた重心位置と軽い車体で不安感は少ない

ホンダ ADV150。エンジンは149cc水冷4ストロークOHC2バルブ単気筒で、最高出力は14馬力。シート高795mm、車両重量134kg、最低地上高165mm。価格は45万1000円。

2020年2月に登場し、スクーターにオフロード車の要素を取り入れた「シティアドベンチャー」なる新境地を切り開くマシン。市街地での利便性とツーリングシーンでの走破性を高いレベルで両立しています。
アイドリングストップ・システムを採用することで、信号待ちなど停車時の燃料消費、騒音、排出ガスを抑え、より高い燃費性能や環境性能を発揮するのも最新設計のマシンらしいポイント。

今回紹介する7車の中で、最低地上高が最も高い165mm(ヤマハ トリシティ150と同率1位)。これが高い走破性をもたらしてくれる一方、シート高は795mmと高めに。車体も線がゴツめで重そうに見えるため、おそるおそるまたがってみました。

するとびっくり!
足裏の接地面積こそ3割り程度で良いとは言えないものの、踏ん張ることなく車体を支えることができます。おそらく重心の位置がちょうど良いところにきているためと思われ、車体の重さをあまり感じません。
また、えぐれたシート形状で足を真っ直ぐおろして接地させられるのも快適。スペック上のシート高数値だけで諦めてしまうのはもったいないバイクだと感じました。

ヤマハ マジェスティS  シートは高めの795mmながらコンパクトにまとめられた車体で安定感は◎

ヤマハ マジェスティS。エンジンは155cc水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒で、最高出力15馬力。シート高795mm、車両重量145kg、最低地上高90mm。価格は37万9500円。

スポーティーかつ軽快な走りを重視したことに加え、荷物の積載に便利なうえに多少ラフな服装でも乗りやすいフラットフロアを備えたことで日常の利便性の向上させたマルチなモデルです。37万9500円と、今回紹介する7車種の中で最も価格がお手頃です。

同じヤマハ製の150ccクラス、NMAXと比較して30mmもシートが高く、スクーターとしてはかなりシート高が高い部類。

一方で実際の足着きはシート高の数値の割に良好で、159cmのテスターの場合では両足の指がすべて接地します。停車時の姿勢に自由度があるフラットフロアで車体全体がコンパクトにまとまっているため、足を着いて停車するときの安心感も高いと言えます。

ヤマハ XMAX クラストップレベルの加速性能を持つアクティブマシン。150cm台では少し注意が必要かも

ヤマハ XMAX。エンジンは249cc水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒で、最高出力は23 馬力。シート高795mm、車両重量179kg、最低地上高135mm。価格は65万4500円。

ヨーロッパで人気の300ccモデルを日本向けに250cc化し、環境性能に配慮しつつもクラストップレベルの最高出力と加速性を誇るスポーティなマシンです。
13インチホイールを採用されることの多いスクーターとしては大きめの前15/後14インチホイールを与えられ、安定感ある走りも自慢のポイント。

大柄な車体、大きめのホイールでシート高も高めの設定。車体の幅も広く、正直足着き性はイマイチ……。しかしフロア部分にに設けられた切り欠き部分から足をついたり、若干内股気味に足を着いたりといった工夫をすることで、足着き性を向上することも可能です。

またシート幅が広い分、シート下収納の容量は充実の45L。フルフェイスヘルメット2つを収納してもだいぶん余裕があるほどです。1泊のキャンプならすべての装備をシート下にしまい込むこともできそうですね!

ホンダ フォルツァ 電動スクリーンなどを備えた上位モデル。着座位置によって足着き性向上も可能

ホンダ フォルツァ。エンジンは248cc水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒で、最高出力は23 馬力。シート高780mm、車両重量184kg、最低地上高145mm。価格は65万8900円。

ヨーロッパ向けの「フォルツァ125」をベースとする設計手法で、250ccながら150ccクラスと遜色ないコンパクトさを実現しているフォルツァ。
一方、ホンダのスクータでは初めてトラクションコントロール(荒れた路面や滑りやすい路面でも、駆動力を制御してタイヤの横滑りや空転を防ぐ装置。フォルツァに搭載されたものはオンオフを選択できる)を採用し、電動スクリーンのほかにもアクセサリーソケットを備えるなど、装備の充実ぶりも大きな特徴です。

幅広で適度な硬さのシートを備えて乗車時にはまるでクルマのシートに座っているように安定&快適!
一方で身長159cmのライダーがまたがった場合の足着き性は両足ともに親指のみが接地する程度でイマイチ……。また、シートとハンドルの間が詰まった設計で体が入らないので、停車時にシートから前に降り、フロアをまたいで足を着くという小技も使えそうにありません。

足着きをしっかり確保したい派の小柄なライダーは、同メーカーのPCX150、ADV150などと比べてみるのもいいかも?

次ページ:シート高770mm未満の4車の足着きを検証

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