お役立ちノウハウ

【北海道 vs 信州】バイク旅の2大巨塔を掘り下げる!(移動方法編)

陸、海、空……聖地へ行くのにベストな方法は?

ツーリングで気になるのが予算と時間だが、時間的余裕がなくてもレンタルバイクを活用すれば短期間で十分楽しめる。ここでは各地へ向かう方法やおおよその時間を紹介する。

report●高野栄一

※本記事はMotorcyclist2017年7月号に掲載されていたものを再編集しています。

 

北海道 陸:東北地方の長さにめげぬよう……

●変化に富んだ地形を走る東北道は北海道とは異なった魅力がある。下り線の岩手山SA ~青森東IC間は約156㎞に渡りGSがないので注意

北海道に1分でも早く渡って、かつ費用も抑えたいというのであれば、東北自動車道をひた走って青森まで行き、そこからフェリーに乗るのが一般的。
青森からの航路は青森~函館(約4時間)、八戸~苫小牧(約7時間~9時間)、そして最短の大間~函館があり、この航路の所要時間は90~100分。

東北道・川口JCTから大間までの所要時間はノンストップで走って約10時間、費用もフェリー代込みで約2万円(ガソリン代は別)なので、大洗や新潟からフェリーに乗るよりも割安になることは確か。

自分の体力とよく相談してチャレンジしてみるのもいいかもしれない。

 

北海道 海:"動くホテル"で 優雅に移動を

本州~北海道の長距離航路は上図のとおり。

今年(2017年)は新潟~小樽、大洗~苫小牧航路で新造船が投入され、いずれも所要時間を短縮するとともに個室を増やし、"大部屋" でもスペースが区分けされるなど、快適性が格段にアップしている。
なおフェリーを利用する際は乗り場がどこにあるか調べておき(意外と迷いやすい)、出航の約1時間半前には到着して手続きを済ませること。往
復割引やインターネット予約など割引も数多く設定があるので活用しよう。

1 大洗~苫小牧:約17時間45分(新造船夕方便)
2 名古屋~仙台~苫小牧:約40時間
3 舞鶴~小樽:約20時間
4 新潟~小樽:約18時間
5 敦賀~苫小牧東:約19時間 
6 敦賀~新潟~秋田~苫小牧東:約31時間

問い合わせ
1 商船三井フェリー:TEL.0120-489-850 
2 太平洋フェリー:東京 TEL.03-3564-4161 
3~6 新日本海フェリー:東京 TEL.03-5532-1101

 

北海道 空:今年も実施されるANAスカイツーリング

●フライト時間は約1時間半。週末を利用した北海道ツーリングも十分実現可能になる

「ANAスカイツーリング」は愛車と一緒の飛行機に乗り北海道に上陸(羽田~新千歳)する往復プランで、6月1日(木)~ 9月26日(木)まで毎日出発。

指定された道内の宿泊施設に最低1泊または2泊すれば、あとは好きなルートや宿泊先を決められる。
復路の日程は最大14日先まで設定可能。

飛行機に乗せるにあたり、出発の2時間30分前までに指定ガソリンスタンドでガソリンを抜いて、バッテリー端子を自分で外す必要あり。
費用は1人1室14万3000円~。詳細は同ウェブサイト( https://www.ana.co.jp/domtour/hokkaido/package_skytouring/)にて。

 

信州 陸:「信州めぐりフリーパス」はお得

●①は首都高・霞ヶ関入口、②は伊勢湾岸道・名古屋南IC、③は阪神高速・湊町入口を起点に長野ICまでのおおよその距離を示したもの

ETC装着車を対象とした、区間内であればどこで何回乗り下りしても定額になるプラン。

長野県内の周遊プラン(地図参照)と、首都圏・名古屋からの往復料金も含んだ首都圏出発プラン、名古屋出発プラン、静岡出発プランの3種類を用意。
首都圏出発プラン6500円~、名古屋出発プラン7500円~、静岡出発プラン7500円〜/周遊プラン4500円(いずれも連続する最大2、3日間適応)となっている。

●上地図で赤く示した部分が「信州めぐりフリーパス」で何回乗り下りしても自由・定額となる区間だ。ちなみに、写真は安曇野市の穂高温泉 八面大王の足湯。ぜひ

地方道路公社が管理する有料道路(名古屋高速道路、白馬長野有料道路など)は対象外。
詳細・申し込みはNEXCO東日本ドラぷらサイト( http://www.driveplaza.com/trip/drawari/)まで。

 

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