お役立ちノウハウ

【今からでも遅くない雨の日対策3】改めて確認したいレインウエアの扱い方:手入れ編

前回【今からでも遅くない雨の日対策2】ではレインウエアの正しい着方、脱着時の注意点を紹介した。

今回はレインウエア使用後の手入れの仕方を紹介しよう。
再度レインウエアを使った時に、レインウエアが悪臭を放っていたり汚れていてはそれだけでストレスになってしまう。
またそう言った場合は防水透湿性が十分に発揮されないケースも有り得る。

大切なレインウエアをそうさせないためにもしっかりと手入れをしよう。
 

※本記事はMotorcyclist2017年7月号に掲載されていたものを再編集しています。

 

使ったら必ず手入れを

雨には目には見えない空気中の粉じんや汚れの元になる物質が含まれている。
使用していくうちにこれらが透湿素材の微細な穴を目詰まりさせたり、落ちにくいシミ汚れの原因となるので、雨でぬれたらタオルで水気を拭き取るように心がけよう。

多少の汚れは十分落とせるし、乾きも早くなって一石二鳥だ。

 

防水グローブ・ブーツも使ったら拭う

レイングローブやシューズについても、雨でぬれたら同様の手入れを行いたい。
特にシューズは、うっかり浸水させてしまった場合、中に新聞紙などを入れて水分を吸い取るようにすること。
これをやっておかないと乾きが遅くなって悪臭を放つ原因になる。

乾かす際は風通しのいいところで陰干しを。直射日光には当てないこと。

 

洗浄方法はモノによって異なる

レインウエアは洗いすぎると生地が劣化する印象があるがむしろ逆で、使うたびに洗濯しても決してやりすぎではない。
洗って生地に付着した汚れを取り除くことではっ水性が回復して、次に使う際も快適に着られるからだ。

なお洗濯機や脱水機は基本的に×(一部例外もある)なので注意すること。

 

基本は手洗いが多い

一部の洗濯機OKの製品を除き、ほとんどのレインウエアはぬるま湯+中性洗剤+手洗いが推奨される。
洗剤が残るとはっ水性低下の原因になるので入念にすすぐ。
その後はタオルを押し当てるようにして水気を取る。

 

スポンジも使って

生地の汚れはスポンジを使って優しくこすって落とす。
表地だけでなく裏地も汗や皮脂の汚れが付着するのでしっかり洗うこと。

 

保管の際はハンガーに吊して

ほとんどのレインウエアは収納袋に入った状態で販売されているが、保管する際は袋から出してハンガーに吊しておくこと。

収納袋では携行しやすいようにコンパクトに折り畳むため、そのままの状態が長く続くとシームテープがはがれやすくなるだけでなく、湿気がこもってカビや悪臭も発生しやすくなる。

 

収納袋はあくまで携行用

ギチギチに畳むとシームテープがはがれやすくなる。
収納袋は出かけるときだけ使い、収納する際も極力ゆとりを持たせて畳むようにしよう。

積載性に余裕があるなら大きめの袋に詰め替えるのも手だ。

 

タブの表示をチェック

上は各レインウエアのタブ。
同じ素材を使ったものでも製品によって指示に細かい相違があり、ドライクリーニング可能なものや平干し(平らな状態で干す。専用ハンガーがない場合は普通のハンガーを2、3本使いスソやソデを持ち上げる)が推奨されているものなどさまざま。

 

はっ水スプレーで性能を保つ

特に透湿素材を用いたウエアで、初めは水をコロコロと弾いたのに、使っているうちに水が貼り付くようになったら要注意。
水が表面に貼り付くと内部の湿気を排出できず中にこもってしまうからだ。
洗濯して表面の汚れを取り除いたあと、はっ水スプレーを噴霧することで新品時のように水を弾くようになる。

 

成分表示は要チェック

透湿素材のウエアに関してはフッ素系のはっ水スプレーを使用すること。
シリコン系は表面に被膜を形成して繊維の隙間を埋めることではっ水効果を発揮するため、透湿性が損なわれてしまう。
なお、噴霧する際は風通しのいい開けた場所で行うこと。

 

アイロンがけで持続力が向上

はっ水スプレーを噴霧した後にアイロンがけすれば効果が飛躍的に向上、汚れの付着防止にも効果を発揮する。

1回この作業を行えばしばらくは洗濯→アイロンがけだけではっ水効果が復活する。
これははっ水効果を生み出す微細な突起(蓮の葉が水を弾くのと同じ原理)が、熱を加えることで復活するためだ。

 

こうなったらもう寿命

レインウエアにも寿命があり、使用条件や保管法でバラつきがある。
あまり使ってなくても2、3年でダメ(浸水しやすい)になることも。

特に劣化が著しいのがシームテープで、1カ所はがれていたら多くの部分がダメになっていると思っていいだろう。
メーカーにより補修に対応するところもある。

 


 

実はパンツだけも購入可能


レインウエアは上下セット販売が基本だが、パンツはダメになったけどジャケットはまだ使えるということも多々ある。
そんな場合に最適なレインパンツ単体が、いくつかのメーカーからリリースされている。
大抵は黒一色なので異なるメーカーのウエアとも合わせやすく、ちゅうちょせず履ける。

 

【今からでも遅くない雨の日対策4】はこちら:順次公開

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モーサイ編集部

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