新しく登場したホンダスーパーカブC125、その魅力のひとつはぶらりと散歩するように、気ままに走る楽しさだ。そんなC125に乗って、とある暖かい日に出かけたのは東京・湾岸エリアに点在する島々を訪ねるショートトリップである。
これから迎える春時期にぶらりと行くのにピッタリの、東京湾沿岸のツーリングスポットを紹介しよう!!
report●廣瀬達也 photo●平島 格
東京湾にもこんなにいっぱい“島”がある!・東京都編
佃煮の発祥地・佃島
●東京都中央区の南東部に位置する隅田川河口の島。江戸時代初期に幕府より拝領した大阪の漁師たちが砂洲に島を築いて住み始めたのが始まりといわれている。その佃島を発祥としたのが「佃煮」だ。180年余りにわたり当時からの製造法を守り販売を続けているのが「天安」なのである。
タワーマンションが立ち並ぶ東京都中央区の一角に、下町の雰囲気を残す佃煮屋さん。あさり、のり、昆布、かつおといった定番から、うなぎ、いなご、しょうがなど、秘伝のタレで作られた様々な佃煮が並ぶ。
住所:東京都中央区佃1-3-14
営業時間:9時~18時
電話:03-3531-3457
もんじゃ焼で有名・月島
水上交通の妨げになる隅田川に堆積した土砂を浚渫し作られた、"埋め立て島"第一号が月島。現在は"もんじゃの町"として外国のお客さんにも大人気。この日は「むらさき」で手ほどきを受けた。
住所:〒104-0052 東京都中央区月島3丁目17−9
電話:03-3531-2350
海水浴場が名前の由来?・夢の島
始まりは1938年の東京市飛行場建設計画で、戦後は飛躍的に増え始めたゴミの埋め立て地に。その名の由来は、1947年、東京で唯一の海水浴場としてオープンした「夢の島海水浴場」(その後3年で閉鎖)から。
昔は砲台があったのよ・お台場 大江戸温泉物語
温泉施設やショッピングモールなどがあり観光地としてにぎわうお台場。その起源は、1853年の黒船来航をきっかけに、外国からの侵略に対し、江戸幕府が大砲を備えるための「台場」を設けたことによる。
住所:〒135-0064 東京都江東区青海2丁目6番3号
電話:03-5500-1126
営業時間:
11:00~翌朝9:00 (22時間営業)
最終入館時間 朝7:00 (完全入替制)
大浴場 11:00~翌朝8:00
※日帰り入浴の予約は不要
造船の歴史を感じる・石川島公園
その名を聞けば思い当たる人がいるかもしれない。石川島播磨重工業(現IHI)の前身である石川島平野造船所により、1876年、民間初の洋式の造船所が作られた場所。現在は公園として整備されている。
住所:東京都中央区佃2-1-5
電話:03-3546-5435
アクセス:東京メトロ有楽町線、都営大江戸線月島駅6番出口から徒歩10分
営業時間:なし
利用料金:無料
東京湾の新たなる顔・東京ゲートブリッジ
東京都大田区城南島と東京都江東区若洲を結ぶ東京港臨海道路のひとつで東京東(第三)航路を横断する橋梁区間2618mの橋。海面からの高さは87.8m。50cc原付は通行不可