ニュース

【直前インタビュー】俳優・岩城滉一さんがバイクカスタム番組に出演!! 番組にかける思いとは?

 岩城滉一さんといえばバイク愛好家として知られる俳優だ。デビュー後の1970年代から、数々の映画やドラマでバイクを走らせた姿を覚えている人も多いことだろう。ライダーとしてレース活動歴も長く、近年では辻本 聡さんと共にもて耐に参戦したほか、チームイワキの監督としては全日本ロードレース選手権ST600に参戦した経歴を持つ。

 ガレージには数台のハーレーやZ1などが並ぶ。冬の寒さも厭わずツーリングを楽しみ、愛車には必ず手間のかかったカスタマイズを施す。

 それでいて原付2種スクーターで近所のスーパーマーケットやコンビニへ買い物にも行く。趣味としてだけでなく、暮らしに欠かせない道具として、岩城さんはバイクを重宝し、バイクのある生活を楽しんでいる。

「カスタムすることでバイクが自分だけのものになるんだよね。そうすればそのバイクのことをもっと好きになれるし、ていねいにカスタムするほどバイクは裏切らなくなるからね」

岩城さんのプライベートガレージには、ハーレーダビッドソンを始めとした多くの愛車が収められている。

岩城滉一さん出演のバイクカスタム番組、始まる

 そんな岩城さんが、衛星放送『スカパー!』のバイクカスタム番組に出演する。

「これまで数え切れないほど多くのバイクのカスタムしてきたけど、全部自分のためだった。人のためにカスタムするのはこれが初めて」

 というのも今回カスタムするバイクは完成後にオークションに出品して販売する計画なのだ。しかもその売上金は交通遺児育英会に寄付することになっている。

「バイクをカスタムするだけでテレビ番組としておもしろくなるのかなという思いもあったし、楽しいことだけやっておしまいでいいのかなとも思ったんです。でも作ったバイクを売って、そのお金を寄付するのであればやる意味も出てきますから」

 岩城さんはレースで着用したヘルメット(もちろんオリジナルペイントが施された岩城仕様)の売上金を寄付するなど、これまでにもチャリティ活動を続けてきた。

「俺が寄付してるっていうとウソっぽく聞こえるからね。足長おじさんのように目立たずやりたいと考えていたので、今までは妻の名義でやってきたんです。バイクを使って社会に貢献できるのはうれしいことだし、そうすることで感謝の気持ちを表せる。それに今の時代、助け合っていかないとね」

 すでに岩城さんの手元にベース車両は届いているそうだが、どんな車種なのかは番組を見てのお楽しみ。カスタムの方向性について、現在は構想を練っているところだという。

入庫したベース車の確認にバイク屋さんを訪れた岩城さん。その視線の先にあるのはどんなバイクなのか……?

カスタムは岩城さんが自ら行いショップさんと交渉も行う

「俺のカスタムはステッカー剥がしからはじまるんだ。あとはウィンカーやミラー、ヘッドライトなどの保安部品を好みのものに換えていく。もちろん他の人が乗ることを前提としているから、合法的なものに仕上げます」

 中古車をベースにカスタムしていくに当たって、エンジンやサスペンションなどはノーマルを基本として点検整備をきっちりと施すという。

「命にかかわる部分ですから、そこはきちんとやりますよ。安全に走れるようにすることは最低条件で、安心して乗れるバイクを作ります。そのための工具も揃えたからね。でもエンジンや足周りの重要な部分の整備はプロに任せますよ。もちろん自分でもいじれるけど、ひと様に乗ってもらうものですからね。そこはきっちりとプロにやってもらいます」

今後行う予定のカスタム内容について、熱く語る岩城さん。その言葉の端々に、バイクに対する情熱が感じられる。

 カスタムは手間と費用をいくらでもかけられるものだが、今回は“安く仕上げること”も大切なテーマとしている。
そのためカスタムや整備を手がけるショップに岩城さん自らが交渉にあたり、チャリティとして協力してもらって安価に抑えられるよう頼んでいるそうだ。

「まだどんなふうにペイントするかは決めてないけど、ヘルメットも同じカラーとグラフィックで揃えたいね。これからカスタムしていくことも楽しみだけど、それを売って寄付したらおしまいではなくて、購入してくれた人と一緒にツーリングに行けたらもっと楽しいんじゃないかなと思ってるんだ」

台本も既定路線もない その先にある“結末”を見届けよう

 世界に一台のカスタムバイクという“モノ”だけではなく、かけがえのないツーリングという“コト”も作り出す。それが今回の岩城さんのプロジェクトだ。

「番組は台本もなくて、“こんなに自由でいいの?”と思うくらい好き勝手にやらせてもらってます。深いことやむずかしいことを考えずにさらっと見てもらえて、見てくれた人が“ちょっとやってみようかな”と思ってくれるような番組にしていきたいね」

 新番組『〜岩城滉一 Bike Style Life〜 51 SENSE』は、2021年1月18日(月)23時から、BSスカパー!(BS241/プレミアムサービス579)をはじめとするチャンネルと時間帯で放送がスタートする。
全10回の30分番組だが、初回は1時間スペシャルとなる。カスタムバイクの製作だけでなく、ゲストとのツーリングや対談コーナーも予定されており、バイクに対する岩城さんのこだわりや愛情をたっぷりと紹介していく番組になるはずだ。

クラウドファンディングも実施中!

 また、今回のプロジェクトではカスタム費用のクラウドファンディング(https://kibidango.com/1589)も行っている。リターンには岩城さんの解説つきでガレージを見られる動画の鑑賞権をはじめとして、岩城さんのサイン入り電熱ウエアなど豊富に揃っている。
岩城さんのファンもバイクファンも楽しめる新番組とクラウドファンディング、今からチェックしておこう!

report:山下 剛/photo:長谷川拓司・スカパー!/まとめ:モーサイWEB編集部

  1. 【STAR OVERALL DAX125】発売!約100年振りに復刻したオーバーオールから感じる「未来のヴィンテージ」

  2. 【限定モデル】最上級! 大型ツーリングバイク『Gold Wing Tour(ゴールドウイング ツアー)』が50周年記念の限定仕様でさらにゴージャスに!?

  3. Hondaの新たな電動スクーター『CUV e: 』が登場!走行性能と先進装備が充実!

  4. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  5. 今から『GB350 C』をベタ褒めするぞ?気になってる人はご覧ください!

  6. 『Rebel 1100シリーズ』が熟成されて魅力度アップ。『Rebel 1100 S Edition』がタイプ追加!

  7. 大きなバイクに疲れた元大型ライダーが「Honda E-Clutch」で体感したある異変とは?「バイクの概念が変わりました」

  8. 【バイク初心者】本格的なバイク整備はプロに任せる!でもこの『3つ』だけは自分でもチェックできるようになろう!【バイクライフ・ステップアップ講座/3つのセルフチェック 編】【Safety】

  9. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  10. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  11. ベテランライダーが『CBR650R E-Clutch』に乗って感じた楽しさ

  12. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  13. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  14. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  15. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  16. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  17. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  18. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  19. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

おすすめ記事

「バイクのふるさと浜松2024」が10月12日、13日、浜松オートレース場にて開催!3メーカーの創業地で今年も大イベント! 「BLUE SKY MEETING北九州」は北九州市勝山公園にて4月19日開催!先着2,000名にハーレーグッズプレゼント! 年末年始は警察も休むから取締りが緩く……はならない! 元警察官に聞いたお正月の交通違反事情

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション