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バイク女子×ヤマハ SR400「15年間乗り続け」「惚れ込んでます」熱い愛を4人のSRガールに語ってもらいました

2021年にファイナルエディションをリリースして、その幕を閉じたヤマハSR400。実に43年の長きにわたってヤマハを象徴するバイクの座を務め、また日本を代表するかのようなモデルとして、いまなお様々なバイカーから愛されているといっても過言ではないでしょう。

今でも各地で開催されるオーナー向けイベントには、老若男女を問わずあらゆるSRシリーズのオーナーが数多く集まっているのです。そこで、今回はバイカーズパラダイス南箱根で開催された「SRミーティング」にチェックイン! 訪れていたSR女子から、その魅力や楽しみ方に迫ってみました。

バイカーズパラダイス南箱根で開催された「SRミーティング」。

岡島由希子サン「15年間乗り続けてるSR400、メンテナンスもセルフです」

15年間、SR400に乗り続けているばかりか、かなりレベルの高いメンテナンスまで自分で行うという岡島さん。もはや「女子」という領域でなくSR界の女帝と呼んでも差支えのない存在かもしれません。SR400のなにが彼女をそれほどまでに惹きつけるのでしょう。

「乗り出してから今にいたるまでずっと、相棒というか身体の一部かのような存在です。なにが、と言われると困ってしまうのですが、とにかくSRのない生活、乗っていない自分を想像することはできません」

──今日のイベントにもたくさんのお仲間と一緒に来ていますね。

「はい、SR仲間だけでなく、Z1(カワサキ)に乗っている方など、たくさんのバイカーさんと知り合えたのもSRに乗っていたおかげですね」

──ツーリングなども頻繁に出かけてますか?

「しょっちゅう出かけています(笑)私はロングツーリングが好きなので、出先でトラブルに見舞われないよう、こまめに洗車をしながらバイクのコンディションをチェックしています」

──カスタムも数えきれないほどされていますが、一番のお気に入りを教えてください。

「自分で作ったシートですね。中のアンコを削るところから、内側に小物入れを付ける加工や、表皮のデザイン、仕上げまですべて自分でやり遂げました。もちろん、バイク屋さんに相談しながらですが、達成感を含めて最高のパーツです」

実際、岡島さんのSRは会場でも注目の的。SNSで積極的にメンテナンス映像や、ツーリングの模様を発信しているためか、かなりの有名バイク&ライダーとなっているようです。なお、岡島さんはモーサイのYouTubeチャネルでも「ヤエースガール」としてご登場いただきましたので、そちらもお楽しみください!

メンテナンスムービーやツーリングの様子をSNSで積極的に発信している岡島サンは、SRイベントでも注目の的。センス良く仕上げられたSR400もまた、会場を訪れたSRオーナーに囲まれていました。
ロングツーリングに出かけることが多く、そのためのメンテナンスもほとんど自分で行うとのこと。不具合のチェックには「洗車をこまめにすることで、いろいろ見つかります」とベテランらしいコメント。

みあきサン「最初の2ヶ月はキックスタートに泣かされました」

みあきさんは、大型バイクに乗る旦那さまのすすめでバイクに乗り始めたそうです。SR400もまた旦那さまのチョイスかと思いきや…
「旦那とバイク屋さんは、最初ホンダのVTR250をすすめてくれたんですが、SR400の青いタンクと、丸いヘッドランプの可愛さにグッときちゃいまして」

──なるほど。それで旦那さまもすんなりOKというわけですか。

「いえ、旦那もバイク屋さんも『キックでかけるバイクはきついからやめたほうがいい』となりました(笑)たしかに、乗り始めて2カ月くらいは全然かからなくて泣いてました(笑)」……ここで旦那さまが笑いながら付け足してくれました。「環八のど真ん中でエンジンがかからなくなったって、泣きながら電話がかかってきたこともありましたね」

とはいえ、乗り味には満足しているとのこと。

「小柄で、取り回しがいいバイクなので、どこへでも出かけられます。まだ、ひとりで遠くへ出かけるのはムリなんですけどね(笑)それと、この振動が気持ちよくて、走り出したら止まりたくなくなります。」

今ではキックスタートもお手の物といったみあきさん。旦那さまの背中を追い越していく日も、そう遠くはないかもしれませんね。

旦那さまやバイク屋さんのアドバイスよりも、ご自身の直感でSR400を選んだというみあきサン。タンクのブルーと、丸目ヘッドライトのクラシカルな雰囲気に「一目惚れしちゃいました!」とのこと。
大型バイクに乗る旦那さまのすすめでバイクに乗り始めたものの、はじめはキックスタートの難しさに「環八でエンジンかからなくなったこともあって、泣いてました(笑)」それでも、今ではすっかりSR400の虜だそう。

RINサン「新車で買えるクラシック、それがSR400でした」

「クラシカルなバイクに乗りたいと、ずっと憧れていました」SR400のかたわらで初々しい表情を浮かべたRINさん。

──ファイナルエディションを苦心して手に入れたそうですが、その理由は?

「教習車のCB400で足がツンツンだったので、自分で乗るバイクでそれはツライと(笑)それと、クラシックといっても下手な中古車で故障ばかりというのも避けたかったんです」

──それで、新車で買えるクラシックということでSR400だったのですね。乗ってみての印象はどうでしょう。

「最高です! まだ、そう遠くには行ってませんが、短い時間でも、トコトコ走っていても気持ちがよくて、手に入れてよかったと思っています」

──カスタムしたいポイントがあるとか?

「はい、まずはハンドルですかね。以前SRのイベントでお会いした方がハンドルポジションを上げていて、またがらせてもらったのですが、すごく感じがよかったんです」

RINさんは、ツイッターでSR400について積極的に発信していて、そこで出会った仲間(次のとんサンもお仲間のひとり)とご参加されていました。そんな仲間意識を自然と生んでくれるというのもまた、SR400の魅力なのかもしれませんね。

ツイッターでSR400のことをつぶやくことが多いというRINさんもまた「クラシカルな雰囲気が大好きです!」ファイナルエディションを手に入れてから「トコトコと近くにツーリングに出かけるのがとても楽しい」と大満足な様子。
はじめてのバイクがSR400というRINさん。ハンドルポジションを上げたいとか、少しづつカスタムをしていきたいとのこと。とにかく、SR400のことを語る表情がステキな女子でした!

とんサン「激レアSR400ファイナルエディション リミテッド!! 安全に走らせてくれます」

最後はファイナルエディション、さらにレアなリミテッドにお乗りのとんサンです。

──激レアなSR400ファイナルエディション リミテッド、よく手に入りましたね?

「教習所を卒業する頃にファイナルエディションの噂を聞きつけて、すぐさまYSPに駆け込みました(笑)」

──というと、SR400にはかなりこだわりがあったのでしょうか?

「高校生の頃から、クラシックなスタイルに憧れていたのですが、当時は免許を取らせてもらえなかったんです。なので、(免許を)取ったら乗るぞ、と決めていました(笑)」

──実際に乗ってみての印象はいかがですか?

「教習車がRINちゃんと同じくCB400だったんですが、ちょっとパワーありすぎと感じてましたから、SR400はちょうどいい、自分に合ったパワー、走りだと感じています」

──SR400というと、振動についてコメントする方もいますが…?

「振動は特に高速道路で感じることがありますけど、それがかえって『これくらいのスピード』だと伝えてくれてるように思えて、安全に走れる目安になってますね。トコトコ走っている時でも、振動があるとSR400らしい味わいだと嬉しくなります(笑)」

SR女子のみなさんは、どなたも満足げな笑顔が印象的で、また「惚れ込んでいる」のがよくわかる話しっぷり。なるほど、長く人気を保つバイクには、魅力がたっぷり詰まっているのだと再認識できました。SRオーナーの皆さま、これからもステキなバイクライフをお過ごしくださいね!

ファイナルエディションのリミテッドというレアなSR400にお乗りのとんサンもまた「クラシックなスタイルにずっと憧れていました」というオーナー。教習所の卒業と同時にYSPに駆け込んだそうです。
とんサンが高速道路でスピードを出していると「SRが『これくらいにしとき!』と振動で知らせてくれるので(笑)、安全でしかも気分よくツーリングできます」なるほど、SRオーナーらしいコメントです。

レポート&写真●石橋 寛 編集●モーサイ編集部・中牟田歩実

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