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CT125・ハンターカブのイメージを取り入れたカスタムカーがあった
1月に開催予定だったものの、新型コロナウイルスの影響により中止となってしまった日本最大級のカスタムカーイベント・東京オートサロン2021。
ホンダも同イベントに車両展示を予定していましたが、それら車両はこれまで「バーチャルオートサロン」と「ホンダカスタマイズカースペシャルサイト」のweb上でしか見ることができませんでした。
が、ようやく実車がホンダ青山本社1階ウエルカムプラザ青山に展示され、4月20日から5月17日まで見ることができるように!……だったのですが、東京都が対象となる緊急事態宣言を受けてウエルカムプラザ青山が臨時休館。
ただ、緊急事態宣言は5月11日までなので、チャンスはまだあるかもしれません。
ところで、なんでバイクのメディアである「モーサイ」がホンダのカスタムカーについて話題にしているのかというと、展示車の1台「フィットe:HEVクロスターカスタム」は、人気の125ccレジャーモデル「CT125・ハンターカブ」にインスピレーションを得たモデルだというのです。
フィットe:HEVクロスターカスタムは「都会に映えるSUV」がテーマ
フィットe:HEVクロスターカスタムのベースとなったのは、コンパクトカー・フィットのSUV仕様「フィットクロスター」のハイブリッド版「e:HEV」。
オーバーフェンダーや大径のオールテレインタイヤ、ルーフレールなどを装備し、オリジナルのカラーリングに仕上げられています。
フィットe:HEVクロスターカスタムは、都会でもアウトドアファッションをライフスタイルのひとつとして身につけている人が多くなってきた今、「都会の中でもカッコいいと思えるSUV」というテーマを追求してデザインされたといいます。
フィットe:HEVクロスターカスタムのCT125・ハンターカブに着想を得たポイント
そして、CT125・ハンターカブにインスピレーションを得たポイントはというと、デザインを担当した本田技術研究所 デザインセンター オートモービルデザイン開発室 プロダクトデザインスタジオ所属のデザイナー山崎 嵩弘さんによれば、まず全体の「どこでも走れそうな雰囲気」かつ「便利な乗り物である点」とのこと。
また、具体的なパーツとしては、グリル・ロアグリルのパンチング加工はCT125・ハンターカブのマフラーに装備されたヒートガードを参考にしたそうです。
アウトドアファッションなどで「アースカラー」が人気である点などをふまえ、フィットe:HEVクロスターカスタムはサンドカラー×マットブラックというオリジナルカラーも採用されています。
カラーリングについてはCT125・ハンターカブとの関連について具体的な説明・言及はありませんが、こちらも車体色「マットフレスコブラウン」のCT125・ハンターカブをイメージさせます。
ウエルカムプラザ青山で展示されるフィットe:HEVクロスターカスタムの周囲にはデイキャンプの一幕のようなセットが作られており、CT125・ハンターカブも併せて展示されるほか、ホンダ製のポータブル蓄電器E500や、ホンダ製船外機BF2を組み合わせたボートも展示されています。
緊急事態宣言が開けて、フィットe:HEVクロスターカスタム&CT125・ハンターカブを目の前で見られる日が来ることを期待したいと思います。
なお、フィットe:HEVクロスターカスタムはコンセプトモデルで、現時点での発売予定はないということになっていますが、「ホンダカスタマイズカースペシャルサイト」にはアンケートのコーナーも。反響次第では発売される可能性があるかもしれません!?
レポート●上野茂岐 写真●ホンダ/上野茂岐
■ウエルカムプラザ青山展示イベント「Do It Together!」
https://www.honda.co.jp/welcome-plaza/contents/event/2021/20210413/
■ホンダカスタマイズカースペシャルサイト