そもそもバイクのトライアル競技ってどんなもの?
トライアルというバイク競技を知っていますか?
トライアルは高低差や傾斜が複雑に設定されたコースを、いかにバイクに乗ったままで走り抜けることができるかを競うものです。
この競技には古い歴史があり、20世紀初頭にバイクが出現したと同時にヨーロッパで誕生したと言われています。当時はどこまでバイクが壊れずに走り続けられかを競った過酷なものだったようです。
時代が進むと、車両の耐久性を競うのではなく、ライダーが障害物を越えるテクニックを競う競技として姿を変えていきました。
一般的なトライアル競技は主に林間で行われる
トライアル競技の見どころは、あらゆる路面状況に対応できるよう柔らかく設定されたブロックタイヤと、通常のバイクより遥かに大きいハンドルの切れ角、そして何よりもマシンを操るライダー達のテクニックによって実現される、アクロバティックなバイクの動き。
競技を行うためには、広い場所と様々な障害物の設置が必要になります。そのため現在では、山間部などの自然を舞台に争うアウトドアタイプと、スタジアムやアリーナに人工障害物を設けて行うインドアタイプなど、特別なフィールドでの実施が一般的です。
一方「シティ トライアル ジャパン」は市街地で開催される
そんなトライアル競技ですが、街中で気軽に見ることのできるイベントがあります。それが「シティ トライアル ジャパン」です。2020年は、11月28日(土)に大阪府の万博記念公園で開催されます。
「シティ トライアル ジャパン」は2018年に初めて開催され、今回の2020年で3回目を迎えます。山の中や林間部で行われるのが一般的なトライアル競技の大会を市街地で体験することができる本格的なイベントは、アジアでも初めてです。
今大会の開催地となった大阪は、2014年に大阪城西ノ丸庭園で開催されたフリースタイルモトクロスの世界大会「Red Bull X-Fighters Osaka」で、2万500人の来場者を記録するなど、モータースポーツへの関心が非常に高い都市でもあります。
国内では、マイナースポーツの域を出ることができない
2020年の開催地は「万博記念公園」。昨2019年の「通天閣本通商店街」での開催から会場もスケールアップし、大人も子供も楽しめる体験エリアを新たに設置するなど、よりエンターテイメント要素を増して実施されます。
開催概要は以下の通り。
開催日●11月28日(土) (開場)9:30~(閉場)17:00 ※都合により時間が変更になる可能性がございます。 スケジュール● (予選)10:30~13:00/(決勝)14:00~15:30 ※雨天決行、荒天中止
会場●万博記念公園 お祭り広場 特設ステージ (〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1-1)
イベント内容●バイクトライアルの大会
参加選手●12名(国際A級スーパークラス)
入場料●観戦無料 ※観戦には万博記念公園への入園料が必要となります。(大人:250円/小中学生:70円) 有料チケットあり 3500円(限定オリジナルタオル付)
主催●City Trial Japan実行委員会
公認/特別競技会/支援:一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
後援/大阪府
スポンサー●マックメカニクスツールズ株式会社、本田技研工業株式会社、ヤマハ発動機株式会社、 住友ゴム工業株式会社(DUNLOP)、株式会社ビヨンド、高橋練染株式会社
参加ライダー :●小川友幸、野崎史高、黒山健一、柴田暁、小川毅士、氏川政哉、齋藤晶夫、久岡孝二 藤原慎也、武井誠也、吉良祐哉、永久保恭平(2019年全日本トライアル選手権シリーズ順位順)
まとめ●モーサイ編集部 写真●City Trial Japan実行委員会