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栃木県警に2台寄贈の「ハーレーダビッドソンの白バイ」総額1390万円の寄贈者はなんと個人!! BLUE SKY MEETING in日光で展示

ハーレーダビッドソンのイベント「BLUE SKY MEETING in日光」でストリートグライド・スペシャルベースの白バイを展示

去る2023年5月13日、栃木県日光市日光霧降高原にて開催されたハーレーダビッドソンの1DAYイベント「BLUE SKY MEETING in日光」で、栃木県警による全面協力のもと、2023年2月に寄贈されたばかりのハーレーダビッドソン車ベースの白バイのエンジン始動デモンストレーションが行われました。「ハーレーダビッドソン ストリートグライド スペシャル」をベースに白バイ装備が架装されたこのバイク、ディテールを探っていきましょう。

エンジン始動セレモニーの前に、交通機動隊の方々(白バイ警官)自らが車体を掃除!このハーレー白バイだけでなく、一般的な白バイはいつでもピカピカに磨き上げられており、バイカーの鑑と呼んでも差し支えないでしょう(笑)

ハーレーダビッドソン車ベースの白バイは2023年2月に栃木県警に寄贈されたもの

実は、栃木県警に寄贈されたのは今回展示された「ストリートグライド スペシャル」ベースのものだけでなく、3輪モデルの「トライグライド ウルトラ」ベースのものも同時に贈られました。車両の価格はストリートグライド スペシャルが369万3800円、トライクグライド ウルトラが533万2800円、ここに白バイ仕様への改装費などを含めると2台あわせて約1390万円にもなるといいます。

2台を寄贈したのは中村和男さんという県内の会社役員をしている男性。中村さんはこのハーレー白バイを寄贈する前にもレクサスLC500のパトカー仕様車も寄贈したという超太っ腹な人物で、中村さんの地元・栃木県宇都宮市のハーレーダビッドソンディーラーによると「中村さんはご自身でもハーレーにお乗りになったことがあるそうです」とのことで、どうやら乗り物大好き!しかもチャリティ気質あふれる好人物のようです。

ノーマルのストリートグライド スペシャルでも圧倒的な存在感を持っていますが、白バイになるとさらに「強」なオーラが漂っています。こんなのがバックミラーに映ったら……なにも悪いことをしていなくても緊張してしまいそう(笑)なお、会場には展示されませんでしたが栃木県警にはもう一台トライ グライドスペシャルの白バイも寄贈されています。

ハーレーダビッドソンの白バイ化には苦労も……栃木県警「特別な任務の際に使用したい」

さて、イベント会場に展示されたストリートグライド スペシャルベースの白バイは、もちろんホワイトに仕上げられ、フェアリングやサイドバッグなどそこかしこに「POLICE」や「栃木県警察」といった文字が入れられ、またフロント中央には警察エンブレムも存在感たっぷりに貼られています。

さらに人目を引くのが同じくフェアリングに装備された赤色警告灯でしょう。これまでもフェアリング付ハーレーダビッドソンの白バイは茨城県警や北海道警などに配備されていますが、ここに赤灯を備えたのは初めてかもしれません。

さらに、赤色警告灯は両サイドのエンジンガードにも装備されているので、すべて点灯、明滅させた際のインパクトは強烈なもの。ちなみに、ベースとなったストリートグライド スペシャルは114キュービックインチ、すなわち1868ccの排気量を持ち、最大トルク163Nm/3000rpmというパフォーマンスを発揮。「日本史上最大排気量の白バイ」なんだそう。ちょっとやそっとじゃふり切れないパワーなので、間違ってもぶっちぎろうなどとは思わないほうがよさそうです(笑)

フェアリングにはPOLICEのロゴと大きな警察ロゴがデデンと貼られたほか、点滅する赤色灯が装備されているのがアイキャッチとなっています。これまで、ハーレー白バイは他の都道府県警でも何台か作られてきましたが、筆者の知る限りフェアリングに赤色灯が装備されてのは初めてのことではないでしょうか。
左側のスイッチは社外品のスピーカーを操作するもので「前の車、左に寄せて止めてください」なんてタイミングで使用するとのこと。こちらはハーレー白バイだけでなく、一般的な白バイでも装備されているものです。
右側のスイッチは赤色灯やサイレンを鳴らすためのもの。会場ではサイレンこそ鳴らせませんでしたが、赤色灯はフルに点滅してくれたため、ハーレーファンはもちろん、観光客の方たちまで足を止めて撮影の人だかりとなりました。
フェアリングの赤色灯だけでなく、エンジンガードにも明滅機能付きの赤色灯を装備。エレクトラグライドの大きな車体と相まって、一般的な白バイよりも威風堂々とした佇まい。それにしても、クロームパーツを多用したハーレーの車体に、ホワイトはよく映えますね。
サイドバッグには栃木県警察の表記がありますが、これもまた白バイのデフォルトです。交通機動隊の方に聞いたところ「この車体はパトロール任務には使わないのですが、一般的には取締に使うアイテム、いわゆる青切符や赤キップなどを入れることが多いと思います」とのことでした。
リヤフェンダーの上にキャリヤが装着され、無線機が載せられています。また、サイドバッグ後部にも赤色灯が配されていることにもご注目。検挙行動中は、前後とも赤色灯が明滅します。

ただし、栃木県警交通機動隊の方によれば「通常のパトロールなどに使用することはないと思います(笑)」とのことで、このハーレー白バイはイベントやパレードといった特別な任務の際に登場するとのこと。ちなみに、トライク白バイも同様とのことでしたので、実機を見たい方はそうしたチャンスを狙うのがよさそうです。また、白バイに必要な赤色灯や無線機、車外スピーカー(そこのバイク、止まってください!などと呼びかけるもの)といった装備を架装するファクトリーが激減しているということも教えていただきました。「某国産メーカーの独占状態で、ハーレーや輸入車を白バイ化してくれる業者は滅多にありません」とのことで、今回も地元ディーラーと協力して、どうにか完成できたそうです。

そんなレアなハーレー白バイですが、こちら栃木県警をはじめ、茨城県警(FLDスイッチバックなど)や北海道警(エレクトラグライド)にも導入されています。それぞれ、仕様も少しずつ違っていますので、見比べてみるのも一興かと。今回の栃木県警のハーレー白バイも、茨城県警所有のものなどと同様にイベントやパレードに登場していますので、興味の湧いた方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

レポート/写真●石橋 寛

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