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正装してバイクに乗るチャリティランイベント「ディスティングイッシュド・ジェントルマンズ・ライド」2023年5月21日に開催

ジェントルマンズ ライドって何?

「ディスティングイッシュド・ジェントルマンズ・ライド(Distinguished Gentleman’s Ride)」は3ピーススーツやトラッドスタイルなどの正装をしたライダーが、紳士らしいライディングを楽しむというチャリティーイベント(女性も「淑女」として参加可)で、世界各国で開催されています。

このチャリティーイベントは、ビンテージスタイルを愛好する世界中のライダー同士を結びつけるだけでなく、前立腺がんなど男性特有の病気に対する研究資金や、男性のメンタルヘルスに対する認識を高めるための啓蒙活動資金を調達するという目的を持っています。

そんな「ジェントルマンズ ライド」は2012年にオーストラリア・シドニーのマーク・ハーワーさんによって始められ、2023年5月現在までの約10年間で121カ国から延べ34万人のライダーが参加、約3750万米国ドル(日本円で約50億2500万円/1米国ドル134円換算)の寄付金を集めました。集められた資金は公式チャリティパートナーであるMovemberという団体を通じて、世界中の前立腺がんや男性のメンタルヘルスに関する取り組みに役立てられています。

ジェントルマンズライドに参加するには、公式サイトからプロフィールを登録し、募金を行った後、コンセプトに合う装いとふるまいでライディングを行います。

ライディングは個々で行っても構いませんが、年に一度、世界中のジェントルマンズライドコミュニティ参加者が、原則同じ日に世界各地で集まって走行する「ライディング・フォー・ザ・コーズ」という日が設けられています。2023年の開催は5月21日で、この日には世界各国で走行イベントが行われます。

日本でも5月21日にはジェントルマンズライドの走行イベントが行われる予定です。15のライド(エリア)ごとの走行ルートなどは公式サイトで確認できます。ルートはライドごとに表示され、すでにルート設定が終わっているライドも多くあります。

2023年はトライアンフチームが参加!! トライアンフオーナーならぜひ加わりたい

英国のバイクメーカー・トライアンフは、ジェントルマンズライドの考え方に全面的に賛同し、イベントの黎明期から世界的なイベントとなった現在に至るまで、長きに渡りサポートを続けてきました。

今年2023年に国内で行われるジェントルマンズライドでは、トライアンフのモダンクラシックバイクに乗っているライダーなら誰でも参加できる「トライアンフファンドレイジング・チーム」が発足。トライアンフチームとは、参加者が場所を問わず任意で所属できるチームのことで、寄付金額によって商品等があります。このチームへの参加方法は、トライアンフ公式サイトの特設ページから確認できます。

また、走行せずに寄付するだけでも参加できるので、興味をもった人はぜひジェントルマンズライド公式サイトにアクセスしてみてくださいね。
走行イベント自体にはトラインアンフ以外のメーカーの車両でも参加可能です。

過去の「ジェントルマンズライド」参加者は超オシャレ!!

参加したいけれど、どんな服を着ていけば良い!? という方はオシャレな先人たちの装いを参考にしてみるのもいいかもしれません。「紳士(淑女)らしい装いとふるまい」という以外には特に明確なドレスコードもないため、みなさん思い思いのコーディネートを楽しんでいました。

筆者は、2020年9月27日に神奈川県横浜市にある横浜ワールドポーターズの正面玄関から同市のユーメディア横浜新山下の駐車場までの区間で行われた「ジェントルマンズライド2020」にお邪魔しましたが、クラシカルなバイクたちと一張羅に見を包んだライダーたちの存在感は抜群で、走らずともとても見ごたえのあるイベントでした。「走らないけれど参加者を見たい」という方も、今後解禁される情報に注目です。

2020年9月27日に神奈川県横浜市にある横浜ワールドポーターズの正面玄関から同市のユーメディア横浜新山下の駐車場までの区間で行われた「ジェントルマンズライド2020」の参加者。イタリア製のアパレルで揃えた本格派。コードバン(馬革)の靴だけでお値段14万円だったとか。
「ジェントルマンズライド2020」の参加者。チャリティーの名前は「ジェントルマンズ」ライドですが、淑女の参加もOK!! キルトやスポーランを彷彿するアイテムを取り入れ、スコットランド風トラッドスタイルで決めたそう。
「ジェントルマンズライド2020」の参加者。「ツーストバイクに乗るライダーのやんちゃなイメージを覆したくてツースト車のカワサキ マッハⅢ500SS(1972年式)で参加しました」とのこと。

まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●トライアンフ/モーサイ編集部

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