イベント

マルク・マルケス選手が登場! 新規オープンのSHOEI Gallery YOKOHAMAでイベント開催

全世界3番目のSHOEI Galleryが横浜にオープン

「SHOEI Gallery」は、日本が世界に誇るプレミアムヘルメットブランドのSHOEIが、2020年3月から展開しているオフィシャルショールーム。これまで東京、そして大阪に設立されてきた。「SHOEI Gallery」は、現行ラインアップのヘルメット全色展示やSHOEI製品に精通したスタッフによる接客、ここでしか購入できない限定グッズの販売、SHOEI独自の頭形計測&内装調整サービスとなる「SHOEI Personal Fitting System」の施工(ショールーム購入時は3850円/個、持ち込み調整は6600円/個)など多くの魅力を備えている。

現在は来店予約制となっており、特に「SHOEI Gallery TOKYO」は予約枠がすぐに埋まる状況が続いている。そこでSHOEIは、関東圏のユーザーがより多くメーカーオフィシャルのショールームを利用できる環境づくりを目指して、神奈川県横浜市内に「SHOEI Gallery YOKOHAMA」を開設。2022年11月にグランドオープンした。立地としては、山下公園と横浜中華街に挟まれたエリアで、横浜の人気レジャーエリアを巡るついでに立ち寄るのにも最適。東京と比べると、12月上旬現在ではまだ来店予約を取得しやすい状況だ。

「SHOEI Gallery」では、現行ヘルメットの全色展示や試着対応に加えて、純正オプションパーツや限定オリジナルグッズの販売も実施されている
「SHOEI Gallery YOKOHAMA」の住所は、横浜市中区山下町27 プロシード山下公園ザ・タワー2F。クルマの有料駐車場は付近に多数あり。バイク駐車場は横浜市山下町地下駐車場が50円/30分で徒歩約4分

マルク・マルケス選手のプレミアムイベントを開催

そしてSHOEIは2022年11月29日(火)に、新規オープンから間もない「SHOEI Gallery YOKOHAMA」で、SHOEIが長年にわたりレース活動をサポートしてきたMotoGPホンダファクトリーライダーのマルク・マルケス選手を招いた特別イベントを開催した。今回の企画に一般参加できたのは、抽選に当たった15名のファンのみ。「X-Fourteen MARQUEZ6」特別仕様セット(16万5000円)の購入が参加条件で、しかも平日開催だったが、それでも参加希望者が殺到したという。

「X-Fourteen MARQUEZ6」特別仕様セットは、すでに一般受注が終了しているレプリカグラフィックが配されたフルフェイスヘルメットの「X-Fourteen MARQUEZ6」を中心に、ティアオフフィルム付きの「CWR-Fダークスモークシールド」、Tシャツやキャップ、ステッカーやリストバンドやマグカップで構成されている。イベント参加者はこれを入手できたのに加えて、質問コーナーまで設けられた約40分間のトークショーを楽しみ、特別仕様セットのヘルメットやシールドなどに加えて2点の持ち込みアイテムにもその場でサインを入れてもらうことができ、さらにマルケス選手とツーショットで写真を撮ることもできた。

このイベントに参加できた19歳のAZUさんは、「父の影響で幼い頃からMotoGPを見てきて、マルケス選手に初めて“もてぎ”で会ったのは8歳のとき。そのころはまだ125ccクラスのライダーだったので、ゆっくり写真を撮ってもらうチャンスもあったのですが、その後にスーパースターとなられたので、サインや写真撮影に応じてもらえたのは久しぶりでした。強気のレースにはいつも勇気をもらっています。今日は、長くトップ選手として活躍できている秘訣を質問できて、本当にうれしく思っています」と話していた。

トークショーでは、マルケス選手のゼッケンである「93」のフラッグを掲げながら聞き入る参加者もいらっしゃった。トークショーの進行はWGPで活躍した上田昇さんが務めた
参加者の方々が購入した特別仕様セットの「X-Fourteen MARQUEZ6」に、次々とサインを入れるマルケス選手
参加者は、マルケス選手と一緒に写真撮影も楽しんだ。マルケス選手の横にいるAZUさんは、8歳のときに“もてぎ”でマルケス選手に初めて会ったという

トークショーではX-Fifteenの性能にも言及

SHOEIは、レーシングユースも想定した最高峰フルフェイスの新型となる「X-Fifteen」を、2023年1月に発売することをアナウンス済みで、すでに画像や仕様なども公開しているが、マルケス選手は2022年シーズンのMotoGPで同様のヘルメットをすでに1年近く使用してきた(シーズン開幕前に欧州製品名のX-SPR ProとしてFIM公認取得済み)。そしてX-Fourteenに代わるトップフルフェースヘルメットの性能について、マルケス選手はトークショーでこのように語っている。

「SHOEIには本格的な風洞実験室があり、そこでテストしてからプロトタイプが完成されているから、最初から完成度は高く、300km/h以上の速度域でも空力特性には優れていてブレに関する不満は皆無でした。また、ベンチレーション性能に優れているのも大きな特徴。他メーカーのヘルメットを被っているライダーたちは、ウェット走行ではヘルメット内部に細工をしていることもあるけど、僕らSHOEIユーザーには不要。2022年シーズンは、タイGPでは暑くて雨、日本GPでは寒くて雨だったけど、どちらも問題ありませんでした。大雨だった日本GPの予選でポールポジションを獲得できたのは、X-Fifteenのおかげだったのかもしれません。自分だけでなく、さまざまなSHOEI契約ライダーの意見が反映されながら製品化されているのも、大きなポイントだと思います」

2020~2022年はケガに悩まされてきたが、2013年のMotoGPクラスデビューイヤーから7年間で6度のチャンピオンに輝いたマルケス選手。SHOEIは、その活動を125ccクラス時代の2010年から支えてきた。「腕のケガは、100%完治したとは言えない状況ながらかなり良くなってきました。ホンダはバイクづくりで苦戦しているけど、もちろんホンダを信頼しているし、2023年のチャンピオンシップを闘えるマシンを用意してくれるはず」と話すマルケス選手。SHOEIヘルメットを表彰台の上で掲げて声援に応えるマルケス選手の姿を見る機会が、再び増えることに期待したい!

2022年シーズンにマルケス選手が実際に使用したX-Fifteen(欧州での製品名はX-SPR Pro)
自身が実際にレースで使用したヘルメットとともに、動画撮影にも応じたマルケス選手

レポート&写真●田宮 徹

問い合わせ

SHOEI Gallery YOKOHAMA
横浜市中区山下町27 プロシード山下公園ザ・タワー2F

SHOEI ショールーム紹介
https://www.shoei.com/stores/showroom.html

 

 

  1. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  2. 今から『GB350 C』をベタ褒めするぞ?気になってる人はご覧ください!

  3. 『Rebel 1100シリーズ』が熟成されて魅力度アップ。『Rebel 1100 S Edition』がタイプ追加!

  4. 大きなバイクに疲れた元大型ライダーが「Honda E-Clutch」で体感したある異変とは?「バイクの概念が変わりました」

  5. 【バイク初心者】本格的なバイク整備はプロに任せる!でもこの『3つ』だけは自分でもチェックできるようになろう!【バイクライフ・ステップアップ講座/3つのセルフチェック 編】【Safety】

  6. 寒い季節はグローブ選びが命! 冬場も走るベテランライダーが100%装着している『バイク用の冬グローブ』ってどんなもの?

  7. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  8. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  9. 冬は寒いのになんでバイクに乗るの?実は『他の季節よりも○○な魅力』が5つある!

  10. ベテランライダーが『CBR650R E-Clutch』に乗って感じた楽しさ

  11. 寒い時期はバイクに乗らない人へ!愛車を冬眠させるなら「4つの〇〇+α」をやっておけばずっと長持ち!

  12. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  13. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  14. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  15. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  16. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  17. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  18. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  19. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

おすすめ記事

ビギナーからベテランまで! ブリヂストン後援のサーキット走行会が2020年も開催 タイでは小中学生でも「学生服を着ればバイクに乗れる!?」ナゾの習慣があるその理由とは? Ninja ZX-4RR EU カワサキ kawasaki カワサキ ニンジャZX-4RR「日本の400マルチ」にイギリス人レーサーが乗ったらどう感じるのか?

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション

ピックアップ記事

  1. ディオ110 ベーシック ホンダ 2025