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3年振りに参戦した日本代表選手の活躍は?
FIM世界選手権モトクロス MXGPのシーズン終了後、年1回行なわれるモトクロスの国別対抗戦がモトクロス・オブ・ネイションズ(以下MXoN)。その歴史はロードレース世界選手権よりも古く1947年に初開催され、モトクロスのワールドカップとも呼ばれる。
その国の代表選手3名を送り込み、世界各国のチームと競い、その3名のレース順位によって国の総合順位が決まる。
日本チームは1990年に初参加。2000年と2001年には総合6位という結果を残している。
2022年のMXoNは9月25日にアメリカ ミシガン州のレッドバッドで開催され、日本チームも3年振りに参戦した。今年はアメリカ国内のレースで大活躍の下田 丈選手(カワサキ)を筆頭に、日本国内選手権のトップライダーである大倉由揮選手(ホンダ)と鳥谷部晃太選手(ヤマハ)の3名が代表選手として走った。
34の国と地域のチームが参加し、決勝に進めるのは20カ国のみであったが、日本チームの予選総合順位は22位。敗者復活をかけて決勝日の朝に行われたB決勝では5位に終わり、34チーム中24位という結果になった。
本決勝は地元のUSAチームが優勝。欧州の強豪国フランスが2位。アメリカ国内レースのトップライダーであるローレンス兄弟が活躍したオーストラリアが3位であった。
2022モンスターエナジー FIMモトクロス・オブ・ネイションズ総合順位
(ポイントは3名×2ヒート=6ヒートから有効な5ヒートの順位を足したもの)
1位 USA 16P
2位 フランス 23P
3位 オーストラリア 26P
4位 イタリア 49P
5位 ベルギー 50P
6位 スペイン 51P
7位 オランダ 62P
8位 ドイツ 71P
9位 スイス 90P
10位 イギリス 98P
24位 日本 (B決勝 19P)
Report●Naoyuki Shibata Photo●MXGP