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SR400の魂はXSRシリーズが継ぐ!? サンバースト塗装XSR900用純正タンクカバーに垣間見る「ヤマハ車の伝統」

SR400、43年の歴史で6度登場した「サンバースト塗装」モデル

2021年に惜しまれつつも生産終了となったヤマハ SR400。
空冷単気筒のエンジンや、1978年の登場時から変わらないクラシカルなスタイルがしばしば特徴として話題にあがりますが、もうひとつ同車とともに語られるのが「サンバースト塗装」。

SR誕生の節目の年などに、限定車としてサンバースト塗装のモデルが過去に6車発売されました。最も新しいところでは、2021年の「ファイナルエディション」にも採用されています。
サンバースト塗装とは、もともとバイオリンやギターなど弦楽器に古くから用いられてきた手法で、ベースの基本色にぼかし塗装を施しつつ、グラデーション状に色の濃さを増していくのが特徴です。

SRのサンバースト塗装モデルの一例。2004年に登場した「25周年記念モデル」で、車体色名は「ミヤビマルーン」。
SRのサンバースト塗装モデルの一例。2018年に登場した「40周年記念モデル」で、車体色名は「ベリーダークオレンジメタリック1」。
SRのサンバースト塗装モデルの一例。2021年、生産終了の発表とともに設定された「ファイナルエディション」で、車体色名は「ヤマハブラック」。

ヤマハ初となるアルミ素材へのサンバースト塗装製品

そんなサンバースト塗装もSR400とともにヤマハから失われてしまうのかと思いきや……大阪と東京のモーターサイクルショーでスポーツヘリテージモデルのXSR900用ヤマハ純正アクセサリー「CRAFT BUILD外装セット」として、サンバースト塗装のタンクカバーが展示されました。

XSR900のタンク……というか表側にあるのはアルミ製のカバーなのですが、ヤマハ純正アクセサリーを手掛けるワイズギアの説明員の方によると、ヤマハ初となるアルミ素材へのサンバースト塗装だったといいます。
「理論上は可能」という判断はあったそうですが、量産品として生産するのは今回が初めて。さらに、量産市販品は現在無いものの、樹脂へのサンバースト塗装も「理論上は可能」とのこと。

昨今のバイクに増えてきている樹脂タンクカバーにも採用できるとしたら……SR400のようにサンバースト塗装を純正カラーとして採用するヤマハ車が今後も登場するかもしれませんね!

ヤマハ純正XSR900用「CRAFT BUILD外装セット」タンクカバーとは

XSR900用「CRAFT BUILD外装セット」のタンクカバーは「Wサンバースト塗装」という手法で仕上げられたもので、黒いグラデーション分は塗装による表現、オレンジのグラデーション分は水転写グラフィックによるもの。
また、元々のXSR900のアルミ製タンクカバーはヘアライン仕上げとなるが、その質感を透かせて見せる「ハーフトーン技術」も用いられており、熟練した職人の手作業で丁寧に仕上げられていく。

上記の手法は2021年に販売されたSR400用「CRAFT BUILD外装セット」と同様となるが、XSR900用ではその技術をアルミ素材に適用している。
なおサンバースト塗装のタンクカバー、タンクセンターカバー、オリジナルシート、専用サイドカバーからなるXSR900用の「CRAFT BUILD外装セット」は2022年8月発売で、価格は19万8000円。数量限定での販売になるという。

中央の樹脂製タンクセンターカバーは、タンクカバーの黒い部分に合わせた「ヤマハブラック」塗装。
「CRAFT BUILD外装セット」のタンクカバーには、重厚感ある真鍮製の音叉エンブレムがあしらわれる。

2021年に販売されたヤマハ純正SR400用CRAFT BUILD外装セットのタンク。専用の塗装機を用いる「Wサンバースト塗装」は、SR400ではファイナルエディションとCRAFT BUILD外装セットにしか採用されていない。

まとめ●モーサイ編集部・上野 写真●モーサイ編集部/ワイズギア

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