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ホーク11、ダックス125、新型スーパーカブ110を公開
3年ぶりの開催となる大阪モーターサイクルショー。各ブースの注目車種を速報で紹介していく。まずは世界初公開となるホーク11やダックス125、そして大幅改良されたスーパーカブ110、さらに「ファイアブレード登場30周年」を迎えたCBR1100RR-Rファイアブレードなど、見どころ満載のホンダブースだ。
ホーク11は2カラーを展示、早速カスタマイズパーツ装着仕様も
ホーク11は2台が展示され、ブルー×シルバーの標準仕様は壇上に。
シルバー×ブラックはカスタマイズパーツが装着されており、来場者が実際にまたがれるようになっていた。
このホーク11は、CRF1100Lアフリカツインやレブル1100、そして登場したばかりのNT1100と同系統の並列2気筒エンジンを搭載。
それをロードスポーツ……というよりも、少しクラシカルな雰囲気のあるカフェレーサースタイルに仕立てている。
特徴的なカウルはFRPで、分割のない一体成型。ウインドシールドを止めるリベットをあえて強調し、かつてのレーサーのようなイメージを持たせている。
さて、気になるのはライディングポジションとミラー。かなり低い位置にセパレートハンドルがあるようだが、実際にまたがってみるとそこまでポジションはきつくない。
驚くのは、そのミラー位置。グリップを握る手の向こうにミラーがあり、グリップの下から見るような感覚だ。視認性が気になる人も多いかもしれないが、またがってみたところ「意外とちゃんと見える!」。市販版のミラーもこのままだというから、ホンダも思い切ったデザインをしたものだ。
ダックス125はカスタマイズ例を2台展示
ホーク11に加え、もう1台、世界初公開となったのがダックス125だ。
かつてのダックスの雰囲気をきちんと残しつつ、CT125・ハンターカブやモンキー125と同じく、125ccエンジンを搭載してしっかりとした走行性能が与えられている。
会場には標準仕様のほか、カスタムパーツをまとった2台のダックス125も展示。
ダックス125 SP武川カスタマイズ例
一台はSP武川によるもので、左2本出しのマフラー&ヒートガードが特徴的。ものコックフレームに取り付けられたキャリアやリヤのタンデムグリップ、ハンドルガード、ブレーキレバー、各所の赤色のドレスアップパーツもおしゃれ。迷彩柄のサイドバッグもSP武川のものだ。シートはクラシックな雰囲気でダックスによく似合っている。
ダックス125 KITACOカスタマイズ例
もう一台はKITACO仕様。少し薄手のカーブしたシート、ヘッドライト上のスクリーンがスポーティ。リヤサスもKITAKO/GEARSとなっていた。ハンドル周りにはブレースバーが取り付けられる。こちらも各所に赤いアルマイトのドレスアップパーツが存在感を放っていた。
新型スーパーカブ110と新型クロスカブ110はキャストホイールを採用!
また、スーパーカブ110の新型も展示!
大きな変更としては、キャストホイール&チューブレスタイヤを装備。海外で先行発表されているものと同様、エンジンはロングストロークの新型となっているようだ。
ブレーキはディスク化され、ABSを搭載。メーターも刷新し、液晶部分にはギヤポジションも表示される。ちなみにタイヤはIRCのT-SPEC NF63が装着されていた。
クロスカブ110もスーパーカブ110同様の改良が施された新型を展示。
こちらはカスタマイズパーツが取り付けられており、SP武川のドレスアップパーツやレッド塗装のリヤサス、JMSのリヤボックス、右2本出しのアップマフラーを装備。ワイルドな旅仕様と言った雰囲気だった。
ほかにも、「初代ファイアブレード」CBR900RRから数えて30年周年となるのを記念したCBR1000RR-RファイアブレードSP 30thアニバーサリーや、新型のスポーツツアラーNT1100など、注目車種が盛りだくさんのホンダブース。じっくり見たら半日かかってしまいそうな展示内容だった!
大阪モーターサイクルショーは、インテックス大阪にて3月19日(土)〜3月21日(月・祝)まで開催中だ。
レポート&写真●太田力也(モーターサイクリスト編集部)
編集●上野茂岐