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ゴールドウインは、ウインターシーズン向けのアンダーウエアとして光電子(こうでんし)を積極的に展開している。そのラインアップの中で本誌が特にオススメしたいのは、防風性を持たせたことでライトなスタイルでも暖かく、快適なロングツーリングも楽しめる光電子ハイブリッドアンダーシャツとパンツだ。
光電子と高機能繊維のサーモライトを組み合わせた生地をベースに、走行風が当たる部分に防風素材のザムザを配置。メインは光電子の超厚手生地だが、シャツの裾やパンツの腰など上下が重なる部分、パンツの股や膝裏などごろつきが気になる部位には中厚生地も採用。防寒性を確保しつつ、快適性も高められているのだ。
光電子ってなに?
ところで、光電子とはなんだろうか。
人の体温は電磁波である遠赤外線として輻射(放出)される。この遠赤外線を吸収・輻射する微粒子セラミックスを繊維1本1本に均一に練り込んだのが光電子だ。セラミックスの微粒子が遠赤外線を輻射し、それが体に当たると皮膚の分子が振動して熱エネルギーに変換され、体表面の毛細血管内を流れる血液によって全身が暖かくなる。光電子アンダーウエアを着るとじんわりと暖かい、じっとしていても寒くないのはこの効果によるものだ。
光電子は約37℃で反応するため、光電子のアンダーウエアを着ても体温は上昇せず、気持ちのいい温度域をキープ(保温)するという特徴がある。体を動かして体温が上昇しないかぎり暑すぎるということはなく、また暑くなければ発汗も増えないため汗冷え(汗や、汗でぬれた衣類により体温が下がる現象)も起こりにくい。なお、37℃という温度は体内で酵素がよく働く温度で、免疫力アップや疲労回復に効果的だという研究結果もある。
高速道路走行でも体が冷えない
淡々と走り続け、次第に体が冷えていく冬の走行シーン。冷気を遮断するアウターや断熱性の高いミドルウエアに光電子のアンダーウエアを加えるだけで、冷えは大きく軽減できる。ぜひ一度、その優しい暖かさを体感してほしい。
光電子ハイブリッドアンダーシャツ/パンツ仕様
価格:9790円/9350円
カラー:ブラック、ブラック×レッド、ブラック×オレンジ
サイズ:S~XXL
まとめ●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●佐藤竜太/ゴールドウイン