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カワサキがハイブリッドのスポーツバイクを開発中と発表、テスト車両も初公開「2025年までに投入か」

カワサキ ハイブリッド

カワサキは2025年までにEV・ハイブリッド車を10機種以上導入予定

二輪車&エンジン事業の持続的な成長、企業価値・ブランド強化を目的に、2021年10月1日より、2輪車やオフロード、4輪車、ジェットスキー、汎用エンジンなどを担当してきた部門「川崎重工モーターサイクル&エンジンカンパニー」が「カワサキモータース株式会社」という新会社へ分社化された。
(川崎重工グループであるのはもちろん変わらない)

そのカワサキモータース株式会社の立ち上げにあたり、10月6日に行われた同社の事業方針説明会でハイブリッドのスポーツモデルが開発中であると明かされた。

カワサキはカーボンニュートラルの実現に向けて、二輪車に関しては2035年までに先進国向け主要機種の電動化を目標としていおり、この「電動化」にはEVだけでなくハイブリッド車が含まれている。

2025年までにEV・ハイブリッド車を10機種以上導入予定で、EVのスポーツモデルについては2019年のイタリア・ミラノショーで発表され開発・テストの様子が公開されているが、ハイブリッド車も現在進行形で開発されており、その証とも言うべきテスト車が初公開されたのだ。

カワサキモータース株式会社の社長に就任した伊藤 浩氏によれば「ハイブリッドのスポーツモデルというものを本当に実現可能なのか……と、我々も最初は疑問だったが、当社の技術の粋を集めることで実現に向かっています」と自信を見せた。

カワサキモータース株式会社の伊藤 浩社長(10月6日事業方針説明会にて)。

カワサキのハイブリッドスポーツ車はモーターのみの走行も可能

カワサキのハイブリッド車はエンジンのみ、モーターのみ、エンジン+モーターの3つの走行モードを備えるという。
都市部のエンジン車乗り入れ規制などが進んでいく将来を想定し市街地ではモーターモードで、一定の速度で進む郊外の高速道路ではエンジンモードで、低回転から高回転まで使うワインディングロードではモーター+エンジンモードで───という走行モードの使い分けが想定されている。

発表されたテスト車はモーターのみでの走行が可能=4輪で言うところのストロングハイブリッドシステムとなるわけだが、ストロングハイブリッドに専念するわけではなく、マイルドハイブリッド車開発の可能性もあるという。

初公開されたテスト車両は、フロント周りはニンジャ250の外装が取り付けられているが、フレームはハイブリッド車のテスト専用に作られたもののようで、シート下にハイブリッドシステム用のバッテリースペースがあるほか、スイングアームも250ccクラスとしては太く長いものが組み合わされている。

カワサキ ハイブリッドスポーツモデルのテスト車両。シート下にハイブリッドシステム用のバッテリーを搭載するスペースが設けられている。
フレームの構造は既存のニンジャ250とは異なる印象で、テストをするために専用で作られたもののようだ。

エンジンはニンジャ250、Z250に搭載されている250cc水冷並列2気筒によく似ているが、エンジン後部(銀色の部分)にモーターが配置されている。

ラジエターは上下2分割式となっており、ホースの接続先などを見ると、上側の大きいものがエンジン用、下側がバッテリー・モーターなどハイブリッドシステムの冷却用のようだ。

カワサキ ハイブリッドスポーツモデル・テスト車両の「動力部」右面。
カワサキ ハイブリッドスポーツモデル・テスト車両の「動力部」左面。
ラジエターはエンジン用(上)とハイブリッドシステム用(下)とそれぞれ役割分担があるようだ。

なお、あくまでテスト車ということで、市販版のデザインを示唆するものではなく、直接ニンジャ250のハイブリッド版が発売されるということでもない模様。

2025年は遠い未来の話ではない。
また、伊藤社長によれば「中・大型の二輪車は重量・航続距離の面でハイブリッドのほうが有利と考えている」という。
ハイブリッドスポーツモデルという、これまでにないバイクの登場に是非期待したい。

カワサキ ハイブリッドスポーツモデル・テスト車両のハンドルまわり。クラッチレバーはなく、シフトペダルもついていなかった。

レポート&写真●上野茂岐

追記 2021年10月6日17時50分:写真を追加しました。

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