天涯孤独の少女が出会ったのは、世界で最も愛されたバイクだった。
彼女とカブの織り成す日常を描いた『スーパーカブ』シリーズ(KADOKAWA スニーカー文庫 トネ・コーケン著)が絶賛発売中だ。
親なし、友なし、趣味もなし。ないないの女の子・小熊は、ある日1台のカブに出会う。そして、その巡り会わせは彼女の生活を小さく、しかし確実に、色鮮やかに彩っていくのであった。
バイクに初めて乗ったときの感動や「どこまでも行けそう」な万能感、愛車を通じて広がる友情の輪などが。10年以上カブを愛用し続ける著者のトネ・コーケン氏と、イラストレーターの博(ひろ)氏によって丁寧に表現されている。
’58年に発売され、’17年10月に累計生産台数1億台を達成したホンダ・スーパーカブ。
本シリーズで描かれる小熊とカブの青春もまた、1億の物語のひとつである。
価格は、第1巻が648円、2、3巻は670円。