▲HONDAMONKEY125/ABS(パールネビュラレッド) 価格:39万9600円/43万2000円 発売日:7月12日
「モンキー・50周年スペシャル」を最後に生産終了となったホンダの名車が帰ってくる。しかも50㏄から125㏄へと大幅にスケールアップしての堂々たる凱旋だ!
充実の新世代モンキー
初代モンキー「Z50M」は1967年に登場。折り畳み式ハンドルを採用し、クルマのトランクに積むことを前提とした49㏄のレジャーバイクとして開発された。その前身はホンダが運営していたレジャー施設「多摩テック」用の乗り物で、「小さな4ストエンジンで小さな小さな乗り物を作ろう」というホンダのエンジニアたちの夢を形にしたものだ。
それから50年が経ち、日本はもとより世界中で愛されてきたモンキーだが、年々厳しくなる排ガス規制に合致させることが困難なため、惜しまれつつも生産終了となった。
しかしモンキーという伝統は終わらない。125㏄エンジンを搭載する「モンキー125/〈ABS〉」として国内発売されることになったのだ。
「楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する〝アソビの達人〟」を開発コンセプトとし、扱いやすいエンジン特性と取り回しやすいサイズ感、親しみを感じさせるデザインを採用。125㏄らしい堂々とした車格ながらも、モンキーらしいコンパクト感を継承している。
124㏄空冷OHC単気筒に4速ミッションを合わせ、バックボーンフレームに搭載。車格は同クラスとなるグロムよりやや小さく、直進安定性や旋回性を確保しつつ、取りまわしも容易なサイズとしている。
丸型一眼ヘッドライトや丸みあるスチールフェンダー、ロゴ入りのサイドカバー、アップマフラー、ホンダの歴史的モデルであることを象徴するオールドウイングマークの立体エンブレムなど、ディテールはモンキーらしさにあふれている。
それでいて剛性の高い倒立フォークや安定性に優れる12インチホイール、前後ディスクブレーキ(ABS仕様もラインアップ)、すべてがLED化された灯火類、LCD(液晶)メーターなど、現代的な装備も持ち合わせる。
販売計画台数は3200台で、発売日は7月12日。新世代モンキーが日本中を走り回る日はもうすぐだ。
【エンジン・性能】種類:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ボア×ストローク:52.4×57.9㎜ 総排気量:124㎤ 最高出力:6.9kW<9.4ps>/7000rpm 最大トルク:11Nm
<1.1kgm>/5250rpm 燃料タンク容量:5.6ℓ 変速機:4段リターン 【寸法・重量】全
長:1710 全幅:755 全高:1030 ホイールベース:1155 シート高:755(各㎜) 車両重量:105[107]㎏ タイヤサイズ:Ⓕ120/80-12 Ⓡ130/80-12 【カラー】赤、黄
すべてが高級なカブ スーパーカブC125も市販へ
大阪/東京モーターサイクルショーにて正式に市販予定車が展示されたホンダ「スーパーカブ C125」だが、本誌では発売時期は今年の9月ごろ、価格は40万円ほどになると予想する。
【エンジン】空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 【寸法】全長:1910 全幅:710 全高:1002(各㎜)