GPZ900Rの中古車価格はかなり幅広い
1986年に公開された映画『トップガン』。作中でトム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックが乗り、滑走路で戦闘機と並んで走ったり、美人女性教官とタンデムしたりした「ニンジャ」は映画の影響もあって、日本だけでなく世界的にも有名になりました。
この「ニンジャ」の名前でおなじみのバイクとはカワサキ・ニンジャGPZ900Rのことで、2020年夏に公開される続編新作『トップガン マーヴェリック』にも登場するのですが、今改めて買おうと思った場合、どのくらいの価格か気になりませんか?
年式によって最初期型A1型(1984年)~最終型A16(2003年)と細かな仕様・車体色などバリエーションはありますが、デザイン的にはA1~A16までほぼ変わりません。
それらを全部ひっくるめると、ボトムゾーンは約50万円前後からスタート。状態のいいものでは約150万円~約250万円という価格帯となっています(2019年12月時点)。
高性能なパーツを用いてカスタムが施されたものなどはかなり高額となるケースもあり、そうした車両では300万円を超えるものも。
なお、日本国内仕様が設定されたのは大型免許の上限排気量が撤廃された1991年のA8型から、排ガス規制に適応できずカタログ落ちとなった1999年のA12型まででということもあって、海外市場向けのもので「逆輸入」された車両も少なくありません(最終型A16などは海外仕様の逆輸入車しかありません)。
新作『トップガン』では最新鋭の「ニンジャ」に乗る
ちなみに『トップガン マーヴェリック』作中では、「ニンジャ」もアップデート。マーヴェリックは(演じるのは同じくトム・クルーズです)、ニンジャの最新鋭&最強モデル「ニンジャH2」に乗って滑走路を走るシーンがプロモーションビデオで公開されています。新旧ニンジャが登場するわけですね!
さて、このH2というバイクとんでもない性能で、スーパーチャージャーを組み合わせた1000cc4気筒エンジンは242馬力を発揮します(最高速は337km/hという記録を持っています)。
このニンジャH2は日本でも販売されており、カーボンパーツを装備したニンジャH2カーボンというグレードのみとなりますが、新車価格も超弩級の363万円(2019年モデルは受注終了)。もし仮に手元に300万円あったら、あなたは極上のGPZ900Rを買いますか? それともちょっとお金を足して最新鋭のモンスターマシン、H2を買いますか?
(まとめ●モーサイ編集部・上野)