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序盤・#73ハルクプロの躍進と満を持してトップを奪った#30ホンダHRC

■11時30分にルマン式でスタートしたレースは、#30のホンダHRC、#73ハルクプロ(ホンダ)、#1ヨシムラSERTモチュールなどが好スタート。#21ヤマハファクトリーは若干スタートで出遅れる。

■#73ハルクプロ國井勇輝(ホンダ)をトップにしつつ、ディフェンディングチャンピオンの#30ホンダHRC高橋 巧はしっかり追走。後続は#76オートレース宇部の浦本修充(BMW)、#1ヨシムラSERTモチュール(スズキ)、#40チームATJドコモビジネス(ホンダ)。この後、14周目に#30がトップを奪取。

■スタートでは若干出遅れたものの、すぐに追い上げ態勢にかかる#21ヤマハレーシングチームの中須賀克行。その後方#7は耐久チームYARTヤマハだが、レース中盤を迎える前に転倒リタイアで脱落。

■序盤戦、#0チームスズキCNチャレンジのGSX-R1000Rは津田拓也がファーストライダーで10番手付近を走行。しかしペアライダーの2度の転倒で大きく順位を下げ、マシンの修復で時間をロスするも33位で完走。その後方、#5のF.C.C. TSRホンダフランスのCBRはスタートから1時間過ぎに転倒でリタイア。

■#40チームATJwithドコモビジネスのホンダCBR+岩田 悟(写真)は、常に5〜10位付近を走行。最終的に7位で8時間を走り切った。

■ドゥカティで唯一のエントリーとなった#3チーム加賀山のドゥカティ・パニガーレV4Rは、前半に5位前後まで順位を上げる場面もあったが、3時間過ぎに転倒クラッシュ。修復に時間を要して復帰したものの29位でフィニッシュ。その右に並ぶ#37、BMWモトラッド・ワールドエンデュランスチームのM1000RRは、堅実に周回を重ねBMW最上位の5位でフィニッシュ。

■1時間経過後に3位にジャンプアップ。その後2位に上がった後は常に2位をキープし続けた#21ヤマハレーシングチームのYZF-R1。6年ぶりのヤマハファクトリーでの参戦で健闘を見せる。

■世界耐久選手権(EWC)に参戦中の#99Elf Marc VDSレーシングチーム/ KM99(ヤマハYXF-R1)は10番手台を走行し続けるも、最終的に9位フィニッシュ。その後方の#89クラブネクスト&ホンダドリーム高崎は40位で完走。

■2024年世界耐久選手権(EWC)チャンピオンチームの#1ヨシムラSERTモチュールはGSX-R1000Rで奮闘。1時間経過時点で6位に上がった後は、堅実に周回を重ね、後半戦は#73ハルクプロと歯列な3〜4位争いを繰り広げていく。

■アジアで活躍するライダーで構成される#88ホンダアジア・ドリームレーシングwithAstemoはCBR1000RR-R+ナカリン・アティラットプワパット(写真・タイ)、アンディ・ファリド・イズディハール(インドネシア)、アズロイ・ハキーム・アヌア(マレーシア)の3名でエントリー。序盤は5位争いに絡む場面もあったものの、最終的に10位でフィニッシュと健闘。
中盤・#30ホンダ、#21ヤマハが1−2を形成、徐々にトップ争いを固めていく

■スタートから4時間を過ぎ、順調にトップで周回を重ねる#30ホンダHRCチームのCBR1000RR-R-SP+高橋 巧。昨年も優勝したペアライダーのヨハン・ザルコとともに、安定してハイレベルな走りを続ける。

■レース2時間経過前に2位に浮上した#21ヤマハレーシングチームは、鈴鹿8耐4連覇(15〜18)の実績を持つベテランの中須賀克行、MotoGPライダーのジャック・ミラー(写真)、スーパーバイク世界選手権ライダーのアンドレア・ロカテッリの強力な布陣でトップホンダHRCを引き続き追走。

■6時間経過後にピットインする#30ホンダHRC。チームは1時間ごとに規則正しくピット作業とライダー交代を実施。ここでザルコに代わって高橋巧がピットアウト。この時点で2位ヤマハと1ラップ差で1位をキープ。
終盤:2度セーフティカー導入で揺らぐ1−2位争い。後続の3−4位もヨシムラ、ハルクプロ(ホンダ)が熾烈なバトル

■ホンダHRCがピットアウトして間もなく、ヘアピン上でマシンの転倒が発生。散乱物回収のためにセーフティカーが導入される。この間に2位ヤマハと同周回となり、一時は2秒台まで差が詰まる。そしてここから1時間後にも第1コーナーでのマシン転倒で再びセーフティカーが導入。次のピットインを実施してザルコに交代したホンダHRCは、ピット出口で回収作業のための足止めをくらい、ヤマハと同周回の最後尾でのコースインを余儀なくされた。

■残り約1時間を経過した時点で3−4位を走る#73SDGチームハルクプロホンダ(CBR1000RR-R+阿部恵斗)と#1ヨシムラSERTモチュール(GSX-R1000R+グレッグ・ブラック)。ラスト1時間経過後も熾烈な争いを繰り広げ、最後は13秒差で#1ヨシムラが3位に入賞。

■2023年に鈴鹿8耐に初参戦し、4位に入賞した#76オートレース宇部レーシングチームは前年2024年のスズキから今回BMW M1000RRでマシンをスイッチしてエントリー。一時は10位以降に後退するも後半戦は常に6位前後をキープし、最終的にも6位でフィニッシュ。

■世界耐久選手権(EWC)フル参戦中の欧州ライダーで編成された#11カワサキ・ウェビック・トリックスター(ZX-10R)は一時は2位まで躍進するも、後半以降は常に8位をキープ。最終的にも8位でフィニッシュ。カワサキのマシンでは最上位の成績となった。

■ラスト1時間、最終ライダーのヨハン・ザルコに交代したホンダHRC。セーフティーカーの導入で一時はヤマハにトップを譲ったものの、ヤマハが最後のライダー交代をしている間に再びトップを奪還。2位ヤマハとの最終的なタイム差は、217ラップの同周回で34秒243。

■最終ライダーのヨハン・ザルコを出迎える高橋 巧(右)。これでホンダHRCは鈴鹿8耐4連覇。また高橋・ザルコのペアでも2連覇となった。
2025 FIM 世界耐久選手権”コカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会公式リザルト

写真●柴田直行 まとめ●モーサイ編集部・阪本
鈴鹿8時間耐久ロードレースリザルト
https://www.suzukacircuit.jp/result_s/2025/8tai/





































